子どもが嫌がる歯磨きの原因と注意点!楽しくきれいに一人で磨けるコツ

そろそろ子どもに一人磨きをさせたいけれど、歯磨きを嫌がるので困っている、磨き残しが多そうで心配、そんな悩みを持っている親は多いのではないでしょうか。この記事では、歯の生え変わり時期の正しい歯磨きの仕方を知って、子どもが楽しくきれいに一人磨きができるように導く方法を解説します。

子どもが嫌がる歯磨き!一人磨きを習慣化させる時期は6歳からが重要

6歳は、一人磨きデビューに最適な時期。それは、6歳頃から乳歯が永久歯に生え変わり始め、子ども自身も自我が芽生え、自分のことは自分でしたいと思うようになる時期だからだそう。

しかし、注意したい点もあります。小児歯科医師である三木先生によると、「6歳から9歳頃は歯が生え変わっていくため、さまざまな大きさの歯が混在していて、きれいに磨くのは簡単ではありません。そのため、子どもに自分で磨かせるようになっても、10歳前後までは親が仕上げ磨きやチェックをしてあげることが必要です」とのこと。

6歳以降の歯磨き習慣は、その子が生涯に渡り歯の健康を保っていけるかを左右します。楽しくきれいに一人磨きができるようにサポートしてあげましょう。

歯磨きを嫌がる原因と、嫌いにならないようにする方法

生え変わり時期の6歳前後の子どもが歯磨きを嫌がるのは、どのような原因が考えられるでしょうか。
「寝る前だと眠くて機嫌が悪くなることがあります。とはいえ、歯磨きしない子をそのまま放っておくと、睡眠中にむし歯菌が増殖してしまい、むし歯リスクが高まります。寝る直前の遅い時間ではなく、晩ご飯を食べた後やお風呂に入る時など、早めの時間に済ませてしまうのがよいでしょう」と三木先生。

また、歯磨きが痛くて不快という場合もあるとのこと。「歯ブラシのヘッドが子どもにとっては大きい、毛が硬いことが考えられます。その場合は、ヘッドが小さくて毛がやわらかい歯ブラシに替えるのがおすすめです」と三木先生は話します。

もし仕上げ磨きが痛くて嫌がっているなら、どうすればよいでしょうか。三木先生によれば「歯ぐきが傷つかないように気をつけて、やさしく磨くことが大切です。力が入りすぎないように歯ブラシは鉛筆持ちするようにしましょう。また、仕上げ磨き用の歯ブラシも、毛先のやわらかいものを選ぶといいですね」とのこと。

歯磨きの時間を楽しい時間にすることがポイント!

歯磨きや仕上げ磨きの際に、親が急かしたりイライラしてしまったりすると、子どもは歯磨きの時間にマイナスイメージを持つようになってしまうかもしれません。嫌がってなかなか歯磨きしようとしなくても、最終的に磨いたならほめてあげて、なるべく歯磨き時間を楽しい時間にするように心がけましょう。

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