子どもが嫌がる歯磨きの原因と注意点!楽しくきれいに一人で磨けるコツ

9割のママが子どもの歯磨きに不安を感じたことがあると回答!子どもの歯磨き実態調査

子どもの歯磨きについて、実際には、どのようなことで悩んだり不安に感じたりしているのでしょうか。そこで、パナソニックでは、子どもの歯磨き事情について、小学校低学年のお子さまを持つママ100名にアンケート調査*を実施しました。

まず、「お子さまがきちんと一人磨きができているのか不安に感じますか」という質問に対しては、「とても不安」「やや不安」と答えた方は90.0%と、多くのママが不安を感じていることがわかりました。

また、「歯医者さんに、お子さまの磨き残しが多いと言われたことがありますか?」という質問に対しては、「よくある」「たまにある」と答えた方は57.0%でした。チェックしているつもりでも、磨き残しをなかなかなくせない、とお悩みのママも多いのかもしれません。

三木先生によると、「6歳以降は良い歯磨き習慣を身につけたい時期ですが、歯磨きの大切さを理解して、歯の形や磨き方、適度な力加減などを身につけるには時間がかかります」とのこと。

さらに、「お子さまの歯磨きに関することで、ストレスを感じたことがありますか」という質問に対しては、「とてもある」「たまにある」と答えた方は68.0%となり、半数以上の方がストレスを感じているようです。

なお、ストレスを感じる理由として上位に挙げられたのは、1位が「歯磨きが雑であったり、短時間で終わらせようとする」で77.9%、2位が「歯磨きを促しても、いつまでも磨かない」で52.9%でした。

「歯磨き嫌いなお子さまも少なくないですが、歯は一生の財産になります。親子で一緒に楽しく磨くなど、ぜひ工夫してみてください」と三木先生は話します。

6歳からの子どもの一人磨きの6つのポイントと注意点

6歳以上になったら、子どもが自分で歯磨きできるように、楽しく習慣づけることが大切なことはわかりましたが、注意点がいくつかあるとのこと。「6~9歳頃のお口は、永久歯と乳歯が混在しており、とても複雑で磨きにくくなっています。歯の磨き方を子どもに少しずつ教えてあげることが必要です」と三木先生。

ここでは、以下の三木先生が教える一人磨きの際に気を付けるべきポイントや注意点を紹介します。それぞれに注意しながら、子どもの成長に応じて習慣づけをしていきましょう。また、1日1回は磨き残しがないかチェックし、親が仕上げ磨きをしてあげることも大切です。

ポイント1:永久歯と乳歯の混在による磨き残しに注意する

「磨き残しはむし歯の原因になるため、 “細かな動き”で歯垢をしっかり除去することが大切です」

ポイント2:磨きにくい奥歯に届くような歯ブラシを選ぶ

「磨き残しを避けるため、お口の奥までしっかり届くように、歯ブラシは“ヘッドが小さくて薄いもの”を選びましょう」

ポイント3:歯ブラシの毛先は歯ぐきに当たっても痛くない、やわらかいものにする

「歯ブラシの“毛先はやわらかい毛のもの”にします。毛先が硬いと、歯ぐきにあたったときに痛いので、子どもが歯磨きを嫌がる原因になるためです」

ポイント4:歯医者さんで習ったブラシの当て方を家でも実践する

「歯医者さんでブラシの当て方を指導してもらい、奥歯や歯が重なっているところにも正しく当てられるように家でも実践するようにしましょう」

ポイント5:歯磨きを楽しく感じられるように工夫する

「夕食後などに親子で歯磨きの時間を持ち、親が正しく磨いている姿を見せます。丁寧に歯磨きをすると、歯がツルツルになって気持ちいいね、という積極的な見方を伝え、歯磨きを楽しい習慣にしましょう」

ポイント6:磨き残しが少ない「子ども用の電動歯ブラシ」を使用する方法も

「子ども用の電動歯ブラシを使うのも一案です。子どもがブラシを細かく動かすのは難しいですが、電動なら細かく振動して、磨き残しがしにくくなります」

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