ぼうさいこくたいで考えた

ぼうさいこくたいで考えた

ワークショップを回す少年

さて、このワークをしている間に、面白い少年に出会いました。遠く岐阜の飛騨高山からお父さんと参加していました。この中学1年生の少年が、グループでの話し合いを回してくれたのです。大人の意見を聞く姿勢と、自分の意見を伝える姿勢、マニュアルを読んでの的確な指示など、大人顔負け(本当に負けていました)の運営力でした。防災教育は、こういった力を伸ばしてくれるのだなと再確認した次第です。
防災のイベントでは、出展者側は教える立場、参加者は学ぶ立場ととらえがちです。防災教育では大人が教え、子どもが学ぶと思いがちです。でも本当は、共に学ぶ立場なのだと思います。その学び合いの中で、この少年のような力を持つ子供が育っていくのです。」「教える防災」から「ともに考える防災」「共に学ぶ防災」へと、学びのスタイルを変えていきましょう。
ただ、一つだけ、こういった大規模なイベントの欠点を指摘しておきます。ぼうさいこくたいに参加する人は基本的には防災に関心を持っている人がほとんどです。日本の防災力を高めるには、防災に関心のない人の防災力を向上させなければなりません。ターゲットは関心の有無に関係なく誰もが学ぶ学校であり、子どもたちだと私は考えています。

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moshimo ストック
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私たち moshimo ストックは「もしも」のための防災情報メディア。 最近、地震や台風がよく起きるようになって心配。 防災をしようと調べてみたものの、何から始めればいいの…? 私たちも始めは知ることがたくさんあって、防災ってちょっと難しいな…と思いました。 でも、ちょっと待って下さい! もし何の準備もなく災害にあってしまったら大変です。 防災は少しずつでも大丈夫、「もしも」のための準備を始めませんか?
私たち moshimo ストックは「もしも」のための防災情報メディア。 最近、地震や台風がよく起きるようになって心配。 防災をしようと調べてみたものの、何から始めればいいの…? 私たちも始めは知ることがたくさんあって、防災ってちょっと難しいな…と思いました。 でも、ちょっと待って下さい! もし何の準備もなく災害にあってしまったら大変です。 防災は少しずつでも大丈夫、「もしも」のための準備を始めませんか?