セックスレスで夫から離婚を迫られた!妻がとるべき対処法とは?

セックスレスで夫から離婚を迫られた!妻がとるべき対処法とは?

3、夫が離婚したい理由はセックスレス以外にもあるかも?

夫は離婚原因をセックスレスだと説明していたとしても、実はセックスレス以外の離婚原因が隠れていることがあります。

夫が離婚したい理由がセックスレス以外にも他にないかどうか探ってみましょう。

(1)夫が不倫している可能性がある

男性には何歳になっても性欲を持ち続け、性欲を解消しなければ生きていくことが難しい人もいます。

もしそのような夫が家で性欲を解消している気配もないのであれば、どこか外の違う場所で性欲を解消している可能性があります。

つまり、不倫です。

妻が性交渉に応じてくれない以上、妻以外で性欲を解消しようと不倫を始めてしまっているパターンが考えられます。

そして、不倫の始まりは遊びや気軽なものであったとしても、回数を重ねていく内に相手への情が湧いてしまい、不倫の深みにハマってしまっているようなケースもあります。

(2)夫の不倫を確認する方法

夫の不倫を確認するために、まずは夫の行動で怪しい部分がないか思い返してみてください。

ある時から仕事を理由に帰りが遅くなるようになったり、外見に気を遣うようになったりしていれば、不倫をしている可能性があります。

そして、不倫の確認では物証を探すことも大切です。

不倫の証拠は夫の鞄や衣類のポケット、スマホなどから出てくることが多いです。

不倫の証拠を自分で見つけることができない場合には、探偵に依頼するという選択肢もあります。

いずれにしても、証拠がない状態で不倫を問い詰めても相手は否定する可能性が高く、証拠を隠しながら慎重に不倫を続けてしまいます。

そのため、証拠を集めるまでは夫に問い詰めることを避けるべきです。

(3)夫が不倫していた場合の対処法

夫の不倫が発覚した場合、まずは夫婦関係を今後どうしたいのか検討する必要があります。

不倫が発覚しても夫とやり直したいと思えるのであれば、夫婦関係を修復するために夫と話し合うべきでしょう。

そして、夫に不倫関係を清算するように約束してもらいます。

一方で、不倫の発覚で夫と婚姻生活を続けることは難しいと考えた場合、離婚をすることができます。

ただし、この場合はどちらが先に離婚原因を作ったのかという点が重要になります。

夫が不倫していたとしても、あなたが先にセックスレスなど離婚原因を作ったのであれば、慰謝料をもらうことができるとは限りません。

必ずしも有利な条件で離婚できるわけではないということを、知っておく必要があります。

4、セックスレスを理由に離婚を迫る夫との夫婦関係を修復する方法

性交渉を拒否されてきた夫は、深く傷ついて離婚を決意したと考えられます。

そのため、夫の許しを得ることは容易ではないかもしれません。

時間をかけて粘り強く対処し、夫婦関係の修復を目指すことが大切です。

夫婦関係の修復に向けてできる対処法には、次のようなことが挙げられます。

(1)今までのセックスレスについて謝罪する

女性は子どもを産んだり家事が忙しくなったりすれば性欲が減退しますが、男性は必ずしも性欲が減退するわけではありません。

妻に性交渉しようと誘っても断られてしまえば、夫は傷ついてしまいます。それだけでなく、孤独感に苛まれたり、性欲を解消できないことによるストレスに長期間苦しんできた可能性が高いです。

そのため、まずはご自身が性交渉を拒んでセックスレスになってしまったことに対しての謝罪を行いましょう。

謝罪により、妻が今後は変わろうと努力していることを感じて夫も協力してくれる可能性があります。

また、謝罪を受けることで幾分か気持ちが落ち着き、離婚について再度検討し直してくれるかもしれません。

もちろん、ただ謝罪するだけではなく心からの謝罪でなければ相手には伝わらないため、誠意を持って謝罪をすることが大切です。

(2)積極的にセックスレス解消に努める

セックスレスが原因で離婚したいと夫が考えるのであれば、根本の原因であるセックスレスを解消する必要があります。

セックスレスを解消するためにできることを積極的に行えば、問題解決に繋がる可能性があります。

ただ性交渉に誘うだけではなく、身だしなみなど外見に気を遣うといった努力をしてみてもよいでしょう。

外見が綺麗になるだけでも男性は急に意識をするようになるものです。

また、家庭内でも日常的にスキンシップやコミュニケーションを取るなど振る舞いを改善すれば、性交渉を誘いやすい雰囲気になるでしょう。

(3)夫婦カウンセリングを利用する

夫婦だけで関係修復することが難しい場合には、夫婦カウンセリングを利用するという手段もあります。

専門家に相談することで、夫婦関係の修復に向けたさまざまなアドバイスを得られることでしょう。

また、第三者が介入することで、当事者同士では話しにくいことも話せるようになると考えられます。

夫婦の一方だけがカウンセリングを受けることもできますし、夫婦で一緒にカウンセリングを受けることも可能です。

(4)夫婦円満調停を申し立てる

夫婦円満調停とは裁判手続きのひとつで、家庭裁判所に申立てを行うことで利用できます。

裁判手続きというと離婚調停や訴訟を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、夫婦円満調停は夫婦関係の修復を目的としています。

裁判所に選任された調停委員が夫婦それぞれの意見を聞き、アドバイスや提案をしてくれます。

双方が納得すれば調停成立となり、夫婦関係を修復するために調停で取り決めたことが「調停調書」書面化されます。

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