熟年離婚される夫の特徴とは?離婚後の末路と回避する方法も解説

熟年離婚される夫の特徴とは?離婚後の末路と回避する方法も解説

5、熟年離婚を回避するために夫ができること

熟年離婚を避けたいと考えるのであれば、夫は離婚回避のために何らかの努力をする必要があります。

まだ妻から離婚を突きつけられていなくても、熟年離婚される夫の特徴に該当する場合は将来的に熟年離婚に至る可能性があるかもしれません。

熟年離婚を回避するためにも、次のような努力を行いましょう。

(1)自分が離婚原因を作っている場合は解消する

自分のこれまでの行動や言動を振り返り、離婚原因を作っていないか考えてみてください。

不倫やDV、モラハラなど、明白に離婚原因に該当するようなことを行っている場合は、すぐにやめるべきです。

そこまでの行為はしていなくても、熟年離婚される夫の特徴に当てはまるようなことを長年していれば、それが「婚姻を継続しがたい重大な事由」という離婚原因に該当しているかもしれません。

自身で考えても思い浮かばない場合は、妻に直接聞いてみてもよいかもしれません。

自分が作った離婚原因を改善するように努力し、関係修復を目指しましょう。

(2)家庭にかかわる時間を増やす

夫の家庭にかかわる時間が少ないことを不満に思っている妻は少なくありません。

家事や子育て、介護などを妻に任せきりにしている場合は、何かできることを探して手伝いましょう。

忙しく働いている場合には難しいかもしれませんが、休日には家族と過ごす時間を作れるはずです。

また、妻のことを気遣うことや、感謝を伝えることなど「気持ちの関り」を増やすことも大切です。

(3)夫婦間のコミュニケーションを増やす

夫婦生活が長くなると、言わなくても分かると考えてコミュニケーションが減ってしまいます。

「妻の態度が冷たい」「素っ気なくされる」など妻のことを責めるのではなく、自分からコミュニケーションを取るように努力しましょう。

まずは日頃の感謝の気持ちを伝えるなど愛情表現をすることから始めてみてください。

(4)夫婦で共通の趣味や目標を持つ

夫婦で共通の趣味や目標を持てば、自然と会話が増えていき、一緒に過ごす時間も増えるようになるでしょう。

ただし、いきなり共通の趣味を見つけようとしたり、同じ目標を持とうとしたりしても、相手が拒否してしまう恐れがあります。

まずは家庭にかかわる時間や夫婦のコミュニケーションを増やすなどして、土台を築くようにしてください。

6、妻から熟年離婚を切り出されたときの対処法

妻から熟年離婚を切り出されたら、どのように対処すればよいのかが分からず、混乱してしまう方も多いでしょう。

焦って感情的になってしまうのではなく、落ち着いて対処することが大切です。

離婚を避けるためにできる対処法をご紹介するので、順を追って試してみてください。

(1)妻の気持ちをじっくりと聞き出す

熟年離婚を避けるには、まず離婚理由を把握する必要があります。

妻の気持ちをじっくりと聞き出して、離婚理由を探りましょう。

離婚理由が分かれば改善するための努力をすることができ、妻に離婚を考え直すように提案しやすくなります。

(2)納得できなければ離婚に応じない

妻に離婚理由や気持ちを聞き出しても、納得できないようなケースもあるでしょう。

納得できないような場合には、離婚に応じないという選択肢があります。

当事者同士で話し合う離婚協議では、互いに離婚へ合意しなければ離婚は成立しません。

また、法律に定められた離婚理由である「法定離婚事由」がない場合、裁判でも離婚は認められないと考えられます。

つまり、不倫やモラハラ、DVなどの法定離婚事由がない限りは夫が離婚に合意しなければ、離婚は成立しないということになります。

(3)夫婦関係の修復に努める

妻が離婚を決意しているということは、夫婦関係が破綻している状態です。

自分が変わることを覚悟した上で、時間をかけて夫婦関係の修復を務めましょう。

すぐに関係性を修復することは難しいですが、変わっていく姿を見せれば妻の信頼や愛情を取り戻せる可能性があります。

(4)家庭内別居を提案する

夫婦関係の修復が難しいと思えるような場合でも、ただちに離婚するのではなく家庭内別居で夫婦関係を維持することも検討してみましょう。

離婚よりは家庭内別居の方がダメージは少ないと考えられ、さまざまな働きかけによって夫婦関係の修復を目指せる可能性も残ります。

しかし、実際に家を別々にする別居にしてしまうと夫婦関係が破綻していると判断され、離婚の可能性が高まってしまいます。

そのため、できる限り同居を続けたままの状態で、妻の負担を軽減する方法を探るべきだと言えます。

(5)法定離婚事由がある場合は弁護士に相談する

法定離婚事由がある場合、裁判へ進めば離婚を避けられなくなってしまいます。

早期に弁護士に相談・依頼して法的な観点から対処するようにしましょう。

妻が話を聞いてくれないような場合には、弁護士を通じて話し合いを行うことも可能です。

また、離婚を避けるために弁護士に依頼して夫婦円満調停を申し立てるという方法もあります。

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