カーボロネロ(黒キャベツ)は寒い時期になると出回るイタリア原産の野菜。「どんな味なの?」「どのように食べればいいの?」という人に向けて、おすすめの食べ方を紹介します。カーボロネロの基礎知識から下処理、おすすめレシピ、さらに冷凍保存方法までを、野菜ソムリエの根本早苗先生が徹底ガイド!
【カーボロネロの基礎知識】ビタミンAや食物繊維が豊富で、やや苦みのある味わいが特徴
カーボロネロはイタリアのトスカーナ地方を原産とする葉キャベツの一種でケールの仲間。別名「黒キャベツ」と呼ばれている。一般的なキャベツと比べ、苦みがやや強いものの、縮れていて肉厚な葉は煮崩れしにくく、煮込み料理などに使われることが多い。繊維質で歯応えがあるため、サラダなどの生食よりもスープや炒め物など加熱調理に向いている。栄養価が高い野菜としても知られており、100gあたりの栄養価はβ-カロテンがかぼちゃよりも多く、カルシウムが牛乳よりも豊富。
【カーボロネロの下処理】基本は洗うだけ!
カーボロネロは特別な下処理は不要で、洗えばそのまま使うことができます。かたくて食べにくいので、太い茎だけ取りのぞくといいでしょう。
1 ため水で洗う
水を張ったボウルにカーボロネロを入れ、ふり洗いする。ざっと洗ったらザルにあげ、ペーパータオルで水気を拭き取る。
2 太い茎は取りのぞく
片手で茎の先を持ち、もう片方の手で葉を滑らすようにして葉を茎からはがす。
〈POINT〉
カーボロネロの茎は繊維質でかたく、食べにくいため、取りのぞくといい。茎を使いたい場合は、細かく刻んでからスープや煮込み料理に加えて、加熱調理する。
配信: ほほえみごはん