離乳食の初期・中期・後期別のブロッコリーレシピを紹介します。ブロッコリーはビタミンC,カリウムを含む緑黄色野菜で、離乳食にも積極的に取り入れたい食材。レシピはすべて冷凍可能なので、作り置きしておくと便利です。野菜ソムリエの根本早苗先生が解説します。
離乳食のブロッコリーはいつから?
ブロッコリーは初期の赤ちゃんから食べさせることが可能です。ただし、最初はやわらかい穂先の部分から与えるようにしましょう。
【ブロッコリーを食べられる時期と食べ方のポイント】
時期
ブロッコリーの食べ方と1回あたりの量の目安
初期(5〜6ヵ月)
○ ブロッコリーの穂先をやわらかくなるまで加熱してすり潰したものをベビースプーン1さじ程度
中期(7〜8ヵ月)
○ ブロッコリーの穂先を舌で潰せるかたさに加熱してみじん切りにしたものを20〜30g
後期(9〜11ヵ月)
○ ブロッコリーの小房を歯茎で潰せるかたさに加熱して粗みじん切りにしたものを30~40g
※上記は各月齢の1食あたりの「野菜・果物」の目安量です。他の野菜や果物を組み合わせる場合は、量を調整してください
※厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」に準拠する
離乳食初期(5〜6ヵ月)ブロッコリーペーストのレシピ
離乳食のブロッコリーは、やわらかくなるまで加熱する必要があります。ムラなく火を通せるので、鍋でゆでるのがおすすめ。茎はかたいので、初期では使用しません。
〈材料(5食分)〉
ブロッコリー…2房(約30g)
白湯…大さじ1
〈作り方〉
ブロッコリーはたっぷりの湯で5分ほどゆでる。
❶をザルにあげて水気をきり、粗熱がとれたらやわらかい穂先部分だけをみじん切りにする。
❷をすり鉢でペースト状になるまですり潰し、裏ごしする。白湯を加えて混ぜる。
【冷凍方法】
粗熱がとれたら、5等分して製氷皿に入れ、ふたをして冷凍する。1週間程度保存可能。
※ふた付きの製氷皿がない場合は製氷皿にラップをして冷凍庫に入れ、凍ったら、中身だけ冷凍用保存袋に移すと、ニオイ移りや酸化を防げる
【解凍方法】
1食分ずつ耐熱皿に移し、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で20秒加熱する。粗熱をとってから赤ちゃんに食べさせる。
※大人が食べるのなら自然解凍でも構わないが、赤ちゃんには必ず再加熱してから食べさせること
配信: ほほえみごはん