だんだんと寒くなってきた今、やさしい味のおかずで癒されタイムを過ごしてみませんか?千葉県八千代市の野菜農家、的場進さん・依里さん夫妻に教わった「さつまいもと大豆のきんぴら」はさつまいもと大豆を砂糖じょうゆで味付け。一口食べればやさしい甘さに身も心もほっこりします。ご飯はもちろん、お茶請けにもぴったり。それじゃ、ゆるゆると作っていきますねー♪
【シン・炊き込みご飯】秋の定番「さつまいもご飯」に飽きたら…味変!え、ピラフ風&おこわ風!?
今回レシピを教えてくれたのは、夫の進さんとともに農業を営む的場依里さん。秋になると作る定番おかずが「さつまいもと大豆のきんぴら」だそう。
「うちの子たちが大好きなのでおやつとしても重宝します。電子レンジを活用するから、サッと炒めるだけで完成です!」(依里さん)
では、さっそく作ってみましょう!
おかずにおやつに大活躍!「さつまいもと大豆のきんぴら」
材料(作りやすい分量)
さつまいも…1本(200g)
大豆(水煮)…200g
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ1
砂糖…大さじ1
サラダ油…適量
作り方
1. さつまいもは2㎝角に切り、水にさらしておく。
水にさらすのは数分でOKです。
2. 耐熱ボウルに1のさつまいもを入れ、ふんわりとラップをしたら、電子レンジ(600W)で3分加熱する。
3. フライパンにサラダ油を熱し、大豆を中火で炒める。焼き色がついたらしょうゆ、みりん、砂糖を加えてさらに炒める。
大豆に焼き色がついてきたら…
調味料を足して、30秒ほど炒めます。
4. 3に2を加え、全体がなじんだら火を止める。
出来上がりました!
さつまいもも大豆も火が通っているので炒める時間は最小限。砂糖じょうゆの香りがフワ―ッと広がります。
ひと口食べると、さつまいもも大豆もホクホクとしていて、ああ、癒される…! 焼き色がつくまで炒めた大豆は香ばしさもあり、箸が止まりません。
きんぴらという名前ではありますが、もはや和風スイーツと言ってもいいかも。
食べながら、バニラアイスに合わせてもおいしそう…♡ なんて妄想していたのですが、あまりのおいしさに気がつけば完食(笑)。アイスとの食べ合わせは次回試してみようと思います。
みなさんもぜひ作ってみてくださいね!
自然の中で家族と共に
都会育ちの進さん。田舎にある祖母の家で農作業を手伝ううちに、その魅力に惹かれるようになったと言います。
「自然の中で作業するっていうのがすごく気持ちがよくて。川がキラキラと流れる様子や、夕日が山に沈んでいく様子も、それまで見たことがなかったんです。鳥がきれいに一直線になって飛んでいったり、今も全く飽きないですね」(進さん)
農業を始めたばかりの頃は、慣れない方言の壁や周囲とのコミュニケーションなど、苦労することもあったとか。
「でも、就農前と比べると家族といる時間が多くなって、もうそれだけでおなかいっぱい、幸せです。農業で生活できて家族を養えていることに満足しています」(進さん)
的場さんの畑は自宅のすぐそばにあるため、子どもたちに声をかけて農作業を手伝ってもらうそう。自然の中で家族いっしょに暮らしながら、農業をする。それがおいしい野菜作りの秘訣なのかもしれません。
的場進さん・依里(えり)さん
進さんが29歳のときに宮城県で就農。2020年に千葉県八千代市に移住し、ナスやミニトマト、春菊、菜花、スナップエンドウなど野菜を中心に、30a(アール)の圃場で年間約20品目を栽培している。収穫した野菜はJA八千代市ファーマーズマーケット「よったいよ」のほか、道の駅やちよの農産物直売所「クラフト」などで手に入る。
配信: あたらしい日日
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