ママテナの独自インターネット調査で「近所の人が夏に庭遊びをしていて『迷惑』と感じたことはありますか?」(有効回答数156人)と尋ねたところ、「ある」と答えた人は14.7%で「ない」は85.3%だった。子どもの庭遊びに対して、比較的多くの人が寛容であることがわかった。
一方「ある」と答えた人が迷惑だと感じた子どもの具体的な遊びを尋ねたところ、以下の結果となった(複数回答)。
1位 花火 39.1%
2位 ボール遊び 30.4%
3位 プール 17.4%
4位 水遊び、レジャーシートなどでご飯を食べる 8.7%
1位の「花火」は夜に騒がしくなりやすいこと、2位の「ボール遊び」は家の窓や駐車場の車にぶつけられたときの被害を考えると、迷惑だと考える人がいるのは理解できる。
●夏の庭遊び、遊びの内容以外に困ることは…
だが実は、寄せてくれた具体的な迷惑エピソードをみると、「花火」「ボール遊び」といった遊びの内容に対して「迷惑」と感じるよりも、“見知らぬ子”“親は放置”といった、遊び以外の部分で困った経験が少なくないようだ。
「子どもの遊び場のたまり場になりがち。良しあしですね」(30代後半)
「裏の戸建に引っ越してきた親子たちが19時頃まで遊ばせている。夏場はバーベキューしたり、子どもたちがホースで水をまいて騒いだりしていて、周辺のマンションや住宅への配慮が足りないと感じる」(40代前半)
「駐車場で、見知らぬよその子が遊んでいたのを見たとき。なぜここの住人じゃないのに敷地内にいるのか、車に傷をつけられたら嫌だなぁと感じた」(30代前半)
子を持つ親としてしっかり責任を持ち、常識の範囲で庭遊びをさせるなら、よっぽどのことがない限り迷惑ということはないといえそうだ。そう考えると、親ありきの幼児より、自分たちだけで遊べてしまう小学生のほうが親の目が届きにくい分、より注意をしたほうがいいかもしれない。
(高山恵+ノオト)