コロナ禍で大きく流れが変化
とうとう海鮮のブームが到来!
「チーズタッカルビ」と「チーズハッドグ」のブームが続いた後、2020年に誰もが想像しえなかったコロナ禍に突入。自宅で韓国ドラマを見る人が急増したことで、第4次韓流ブームも沸き立ちました。
そして、これまでとは異なる流行が訪れます。それまで韓国料理といえば肉料理が中心でしたが、主流が海鮮に流れていきます。
代表的な料理はえびのしょうゆ漬け(カンジャンセウ)です。海鮮専門店ではメニューにありましたが、それまでカンジャンセウを売りにする店はあまりなかったことでしょう。
この料理も10代20代の女性の支持率が高いんですよね。この事実を知ったとき、韓国料理の裾野が広がったとしみじみ思いました。
釜山が元祖の「ナッコプセ」
2021年あたりには釜山がオリジナルと言われている「ナッコプセ」という鍋が広まりました。「ナッコプセ」とは素材名の頭文字から生まれた造語でナッ=ナクチ(テナガダコ)、コプ=コプチャン(牛の小腸)、セ=セウ(えび)が入ったピリ辛の鍋です。韓国では海鮮と肉を合わせた料理が多く、近年ではその代表格と言ってもいいでしょう。
寒い季節にナッコプセを食べると身体の芯から温まりますよ!
新大久保に溢れるイイダコ料理
そして、現在圧倒的に支持されているのはチュクミ(イイダコ)料理です。
韓国で展開しているチェーン店が日本で開業したのをきっかけに、他の飲食店も追随。かつてのチーズタッカルビを彷彿とさせるような勢いです。
いま流行のチュクミ料理は豚バラ肉、牛の小腸、えびをミックスした甘辛の炒め物。それぞれの持ち味が口の中でしっかりと贅沢に感じられます。
最後には、少し残った具材とご飯とプチプチ感がたまらないとびこを炒め合わせてチャーハン仕立てに。これが二度おいしいと評判が評判を呼び、行列覚悟で食べに行く方も多いです。
今回は料理を中心に紹介しましたが、他にも韓国スイーツも流行しましたね。こちらもまたの機会にご紹介しますね♪
それでは最後に「牛肉と野菜たっぷりの水カルビ風鍋」のレシピをご紹介します。
いま私が注目している「山盛り水カルビ(サントミムルカルビ)」を自分流にアレンジしました。
具材を盛り付けてスープを注ぎ、牛肉と野菜の山を崩しながら煮れば完成です!寒い季節にピッタリの鍋料理。体の中から温まりますよ。ぜひお試しください!
キムチ鍋の素不要!「牛肉と野菜たっぷりの水カルビ風鍋」
調理時間
20分
分量
3~4人分
材料
・牛バラ肉(薄切り)…150g
・牛肉(しゃぶしゃぶ用)…200g
・白菜キムチ(カット済み)…150g
・春菊…1束(100g)
・大豆もやし…2袋(200g)
・長ねぎ…1/2本
・えのき…1袋(200g)
・しめじ…1袋(200g)
・緑豆春雨…20g
[スープ]
・水…800ml(4カップ)
・粉唐辛子(韓国産)…大さじ2
・コチュジャン…大さじ1と1/2
・しょうゆ…大さじ1
・おろしにんにく…大さじ1
・砂糖…小さじ1
・塩…適量
作り方
1. 長ねぎは長さ5cm、幅5mmの斜め切りにし、春菊は半分、または3等分に切る。えのきとしめじは石づきを切り落としてほぐす。
2. 緑豆春雨は熱湯(分量外)で戻してから、水で洗って水気を切る。
3. 鍋に水、粉唐辛子、コチュジャン、しょうゆ、おろしにんにく、砂糖を入れて強火にかけたら、塩で味を調えて火を止める。
4. 浅型の鍋の中心に牛カルビをおき、その上に緑豆春雨、白菜キムチ、大豆もやしをのせる。しゃぶしゃぶ用の肉を広げて大豆もやしの上に山の形になるようにのせる。肉のまわりに長ねぎ、春菊、えのき、しめじを置く。
5. 4の鍋に3のスープを注ぎ、強火にかける。沸騰したら中火に落とし、山を崩しながら火を通したら完成。
牛肉、大豆もやし、キムチから味が出るので、出汁は入れなくて大丈夫です。
春菊の代わりににら、せりなどの香味野菜もおすすめですよ。
それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
配信: フーディストノート