【みかんの皮】それを捨てるなんてとんでもない!食べる・掃除・お風呂など活用法を管理栄養士が解説!

【みかんの皮】それを捨てるなんてとんでもない!食べる・掃除・お風呂など活用法を管理栄養士が解説!

みかんの皮、いつも捨てていませんか?

「食べる」とおいしくさまざまな効能が期待でき、ほかにも「掃除」や「お風呂」にも大活躍!

捨てるなんてもったいなく思えるほど、たくさんの使い道がありますよ。

今回の記事では「みかんの皮の活用法」について解説します。

【食べる】みかんの皮の活用法①

みかんの皮は、ほかの柑橘類に比べるとやわらかく苦味が少ないこともあり、おいしく食べられるのです。

みかんの皮を乾燥させたものは「陳皮(ちんぴ)」といわれ、漢方薬にも使われています。

漢方薬としては、胃腸の調子を整えたり、痰を除去したりする作用を期待して用いられています。

ほかにも、食物繊維やビタミン、ミネラルも補給できるため、なにかと体調を崩しやすい冬にはぜひ取り入れたいものです。

みかんの皮は香りもよいため、お菓子づくりだけでなく、料理に使うのもおすすめなんですよ。

食べる場合の活用法の例をご紹介します。

みかんジャム

みかんの皮を使って、簡単なジャムが作れます。

みかんの皮を一度たっぷりのお湯で下茹でし、砂糖と水を加えて弱火でコトコトと煮るだけです。
砂糖と水は、みかんの皮の重量の半分程度が目安です。

パンに載せたりヨーグルトにかけたりと、さまざまな楽しみ方ができますよ。

みかんピール(砂糖漬け)

皮を使って、みかんピール(砂糖漬け)も作れます。
ほかの柑橘類に比べ苦味が少ないため、比較的簡単に作れますよ。

・みかんの皮を水に5~10分ほど浸け、裏側の白い部分をスプーンなどで取り除く
・みかんの皮、かぶるくらいの水、皮と同量の砂糖を鍋に入れ、煮詰める
・クッキングシートの上に広げて冷まし、グラニュー糖をまぶす

そのまま食べてもよいですし、お菓子づくりに使ったり、ヨーグルトや飲み物に入れたりするのもおすすめです。

サラダや炒め物に

刻んだみかんの皮は、サラダや炒め物などの料理にも使えます。

刻んだみかんの皮をサラダにトッピング。
またはきんぴらごぼうやれんこんの炒め物に加えてもおいしいですよ。

みかんの爽やかな風味がよいアクセントになってくれます。

乾燥させてお茶に

みかんの皮を乾燥させてお茶にすることもできます。
「陳皮茶」ともいわれ、ひと息つきたいときにおすすめです。

お茶の作り方はさまざまですが、簡単なのはみかんの皮を乾燥させたものにお湯を注ぎ、3〜5分待つ方法です。

みかんの優しい香りを楽しめ、体もポカポカにしてくれますよ。

【掃除】みかんの皮の活用法②

みかんの皮は、食べるだけでなく掃除にも活躍してくれます。
掃除に向いている理由と、使い方を見てみましょう。

スプレーにして油汚れ落としに

みかんの皮はキッチンまわりの油汚れの掃除に使えます。

みかんにはリモネンという精油成分が含まれており、油によく溶けるリモネンが油性の汚れを溶かして落としてくれるのです。

みかんの皮と水を鍋に入れて火にかけ「みかん水」を作ってスプレーにすれば、油汚れに吹きかけて掃除ができます。

また、みかんの皮を直接汚れにこすりつけることでもきれいになりますよ。

電子レンジ内の汚れを落とす

みかんの皮を電子レンジで温めることで、庫内の汚れがスルスル落ちるようになります。

これはみかんの皮の水分が蒸発する際に一緒にリモネンが飛散して、汚れにくっついてくれるからです。

600Wなら30秒〜1分ほど加熱し、その後硬く絞った布巾などで庫内を拭き上げましょう。

茶渋を落とす

マグカップや湯呑みについた茶渋は、みかんの皮と塩を使えば簡単に落とせます。

方法は、みかんの皮の白い部分に塩をまぶして、汚れが気になる部分にこすりつけるだけでOKです。

これもリモネンによる作用と、塩によって研磨されるためと考えられています。

なかなか落ちない茶渋があっという間にきれいになるため、ぜひ試してみてくださいね。

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