今すぐ実家を片付けるべき理由【E:親の財産や重要書類の内容を把握していない】
ゴミ箱へ捨てに行くのも、体がつらかった(C)maki_organize
親の判断能力がはっきりしているうちに、財産や重要資料の保管場所を知る必要があります。「お金に関する資料」「契約に関する資料」「不動産に関する資料」がいつでも出せる準備をしておきましょう。2024年より相続登記の義務化などの法改正もあるので、早めに調べておくと損をしないで済みます。
<重要書類の話し合いのメリット>
・不要な契約内容を見直すことができる
・節税対策ができる
次に、実家の生前整理をする前の注意点と手順を説明します。
引き出しや扉の中にモノを押し込みがち(C)maki_organize
親が健康なうちに、財産の整理や持ち物の処分をしておくことを「生前整理」といいます。ただ、実家は「親の所有物」なので、子どもが勝手に進めるのはNG。とはいえ、何十年もかけて増やしたモノを親だけで片付けるのも無理があります。まずは子ども部屋から片付けて「処分費が安いうちに一緒に減らそう」「いらないモノを売ればお金になるよ」など、親が得をする提案から歩み寄ると良いと思います。
【流れ1】生前整理は「減らす」からスタート
着れる服だけハンガーに吊るして、他は処分と保管(C)maki_organize
子どもから見ると重くて扱いにくい古い家具も、親の感覚では「高かったモノ」「今の時代では買えないモノ」。一気に捨てずに「減らす」作業から始めます。荷物がまとまり、親がスッキリした暮らしを気に入ったらからでも、本格的な処分は遅くありません。
配信: サイゾーウーマン