飾るだけは勿体無い!? 栄養成分の宝庫「パセリ」の効能

第24回 注目のビューティーフード情報をまとめてチェック!
料理やお弁当の付け合わせとしてよく使われているハーブの一種「パセリ」。独特な香りや味のため、普段は食べずに残している…という方もいることでしょう。しかし、パセリには女性に嬉しい栄養成分がバランスよく含まれているんだとか。

パセリに含まれる成分や期待できる効能

パセリはセリ科の2年草で18世紀にオランダから長崎に持ち込まれたと言われています。日本ではまだ歴史が浅い植物ですが、古代エジプトや古代ギリシャでは臭い消しなどとして昔から使われていたそうです。

〜パセリに含まれる成分や期待できる効能〜
<ビタミンC>
ビタミンCが豊富なことで有名なレモンよりもはるかに含有量が高いと言われています。ビタミンCにはメラニンの生成を抑えてシミを防ぐ働きがあるほか、コラーゲンの合成を促し弾力のある肌へ改善する効果が期待できます。

<β-カロテン>
老化の原因となる活性酸素の発生を抑える働きがあります。

<クロロフィル>
植物や藻類などに含まれる天然色素の一種で体の細部にまで酸素を行き届ける作用があるほか、β-カロテンが持つ抗酸化作用との相乗効果によって更に高いアンチエイジング効果が期待できるでしょう。

<ビタミンB1・ビタミンB2>
ビタミンB1には糖質の代謝をサポートする働き、ビタミンB2には脂質の分解を促す働きがあります。

<鉄分やカリウム>
野菜の中でもトップクラスの鉄分を含有しており、鉄分は赤血球のヘモグロビンの材料となるので普段貧血に悩んでいる女性は積極的に摂取するようにしましょう。また、パセリには余分な水分やナトリウムの排出を促すカリウムなどのミネラルも多く含まれているため、むくみ改善にも役立ちます。

<アピオール>
パセリのあの独特の香りは精油成分の「アピオール」によるもの。アピオールには胃液の分泌を促し、食欲を増進させる働きがあります。少量であれば問題ありませんが、アピオールには子宮を収縮する作用があるため妊娠中の方は摂取量に十分注意しましょう。

飾るだけは勿体無い!? 栄養成分の宝庫「パセリ」の効能

パセリを使ったおすすめの美容レシピ 〜パセリの冷製ポタージュ〜

メイン食材としてパセリを使った冷製ポタージュのレシピをご紹介します。喉越しがよく、さっぱりとしているので食欲が落ちやすい夏におすすめの一品です。

〜パセリの冷製ポタージュの作り方〜
<材料>
・パセリ 50g
・じゃがいも 1個
・玉ねぎ 1/2個
・ニンニク 1片
・バター 10g
・オリーブオイル 少々
・牛乳 2カップ
・水 1カップ
・固形コンソメ 1個
・塩胡椒 適量

<作り方>
1. じゃがいもと玉ねぎの皮をむき、それぞれ薄切りにします。
2. パセリは茎から葉を外し、細かく切っておきます。
3. 鍋にバターとオリーブオイルを熱し、みじん切りのにんにくと1の玉ねぎを炒めます。
4. 玉ねぎがしんなりしてきたら1のじゃがいもを投入し、さっと炒めていきます。
5. 4に水と固形コンソメを加え、野菜が柔らかくなるまで煮込んでいきます。途中でアクが浮いてくるのでこまめに取り除きましょう。
6. 5にパセリを加えたらすぐに火を止めます。
7. 5の粗熱が取れたら牛乳と一緒にミキサーで滑らかになるまで撹拌させます。
8. 8のポタージュを塩胡椒で味を整え、食べる直前まで冷蔵庫で冷やします。

いかがでしたか?栄養価抜群のパセリを是非、インナーケアアイテムのひとつとして美容と健康に役立ててくださいね。

飾るだけは勿体無い!? 栄養成分の宝庫「パセリ」の効能

■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。
文・くるみ
文・くるみ
栄養士。原宿・下北沢にてアパレル販売員を経験後、現在はWebライター兼コンサルタントとして活躍中。資格を活かしてヘルスケアやアンチエイジングに関する記事を美容メディア等で発信している。
栄養士。原宿・下北沢にてアパレル販売員を経験後、現在はWebライター兼コンサルタントとして活躍中。資格を活かしてヘルスケアやアンチエイジングに関する記事を美容メディア等で発信している。