「もしも」の時のこと、家族とどれだけ共有できていますか?定期的に"防災家族会議"を開いて確認を!

「もしも」の時のこと、家族とどれだけ共有できていますか?定期的に"防災家族会議"を開いて確認を!

食品備蓄や住宅用火災警報器の音などを確認しておきましょう

災害時の食品備蓄に関しては、日常で食べるものを少し多めに買って、食べた分を補充しながら非常食として活用する「ローリングストック」の考え方が、少しずつ広まってきています。賞味期限が長く、調理も簡単なレトルト食品や缶詰などをローリングストックしているご家庭も多いのではないでしょうか。
日常的に食べているからこそ、備蓄量が少なくなっていることもあるかも知れません。食品や飲料水の備蓄量が足りるか、確認しておきましょう。また、賞味期限も確認し、期限の短いものから使っていくようにしましょう。

ローリングストックではなく、災害用の非常食として日常使いとは別に備えているご家庭も、賞味期限は確認しておくようにしましょう。
次の防災家族会議まで賞味期限がもたないようなものは、防災家族会議の中で試食をしてみるものおすすめです。そのまま食べても美味しく食べられるものなのか、なにか一手間かける必要があるのかなど、家族でアイデアを出し合うのも良いかも知れません。

災害時には、食べることが命をつなぐだけでなく、心の健康を保つために大切なことにもなります。だからこそ、非常食の味を普段から知っておくことは必要なのです。

また、毎年確認する必要はありませんが、住宅用火災警報器が電池切れを起こしていないかなども、10年ごとを目安に確認する必要があります。住宅用火災警報器がどのような音で火災を知らせてくれるかも、家族全員が知っておいたほうがいいことの一つです。
火災警報器の動作確認をし、家族みんなで、その音を聴いておくようにしましょう。

他に、住宅用消火器の使用期限や使い方も、家族みんなで確認しておきましょう。住宅用消火器の使用期限は、おおむね5年です。
懐中電灯などの、電池の寿命も確認しておきましょう。

夏に向かって、冬に向かって。非常用持ち出し袋の入れ替えを

非常用持ち出し袋は、ひとりに一つ、必ず必要です。災害時に必要なものは、一人一人違いますし、避難先で家族が一緒にいられるとは限りません。非常用持ち出し袋に入れておくものは、ほとんどの人に共通して必要なものや、季節を問わずに必要なものもありますが、冬であれば暖をとるためのものや、夏であれば熱中症を予防するためのものなど、季節に応じて入れ替えをする必要があります。
日常生活の中でも衣替えをしますが、非常用持ち出し袋に入れておく衣類も、衣替えが必要です。
非常用持ち出し袋の入れ替えは、ひとりでも行えますが、忘れないように防災家族会議を開いたときに、一緒に行ってしまいましょう。
家族みんなで行うことで、自分では気づかなかった必要なものがわかるかもしれません。

災害時に自分と身近な大切な人の命を守る、自助が重要です。防災家族会議は、自分と家族を守るための、基礎となること。家族みんなが同じように防災意識を持っていなくても、防災家族会議を定期的に開くことで、家族のうちの誰かひとりの防災意識を家族みんなに伝えることにもつながります。
家族みんなの生きる力を高めていきましょう。

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moshimo ストック
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私たち moshimo ストックは「もしも」のための防災情報メディア。 最近、地震や台風がよく起きるようになって心配。 防災をしようと調べてみたものの、何から始めればいいの…? 私たちも始めは知ることがたくさんあって、防災ってちょっと難しいな…と思いました。 でも、ちょっと待って下さい! もし何の準備もなく災害にあってしまったら大変です。 防災は少しずつでも大丈夫、「もしも」のための準備を始めませんか?
私たち moshimo ストックは「もしも」のための防災情報メディア。 最近、地震や台風がよく起きるようになって心配。 防災をしようと調べてみたものの、何から始めればいいの…? 私たちも始めは知ることがたくさんあって、防災ってちょっと難しいな…と思いました。 でも、ちょっと待って下さい! もし何の準備もなく災害にあってしまったら大変です。 防災は少しずつでも大丈夫、「もしも」のための準備を始めませんか?