妊娠中に髪の毛がパサパサになる原因
妊娠後になんだか髪の毛がパサつき始めた…という場合、ホルモンバランスの乱れが原因であることが多いそうです。妊娠するとエストロゲン・プロゲステロンという2種類のホルモンの分泌量が増え始めます。
一方、非妊娠時は4段階の生理周期(卵胞期・排卵期・黄体期・月経)によってプロゲステロンが増えればエストロゲンが減る、エストロゲンが増えればプロゲステロンが減る…という流れでバランスを上手く調節しているんだとか。
しかし、妊娠後は同時に増えるためそれぞれのバランスが崩れやすくなるのです。女性ホルモンには髪の成長を促したり、髪の質を整える役割があるのですが、バランスが崩れることで髪のパサつきやくせ毛といった毛髪トラブルに繋がると言われています。
〜女性ホルモンの影響以外で考えられる原因は?〜
<血行不良>
妊娠中は以前よりも外出する機会が減ることから、自ずと運動量も減り血行不良になりやすいです。血行不良になると髪の毛に必要な栄養素が上手く行き届かなくなるため、髪にツヤがなくなったり切れ毛が増えてしまったりするそうです。
<栄養不足>
つわりがひどい妊娠初期は、まともに食事が摂れないことや食べられるものが限定されるので栄養不足になりがち。特にたんぱく質は髪の材料となるため、毎日十分に補給していないと髪のコンディションがどんどん悪くなってしまうと言われています。
妊娠中の髪のパサつき…どんな対策を実践するべき?
妊娠中に起こりやすい髪のパサつきは出産後、時間が経つにつれて元通りの髪質に戻っていくそう。とは言ってもそのまま放置しておく…というのは気になるものですよね。おすすめの対策についてご紹介します。
<食生活を見直す>
髪の毛の健康を維持するには、たんぱく質をはじめ、コラーゲン・ビタミン・ミネラルなどを補給する必要があります。これらの栄養素を含む食材をバランスよく取り入れることで少しずつ改善されるでしょう。
<ストレスを溜めない>
ストレスは髪の毛への影響も大きく、何よりお腹の赤ちゃんの健康のためにも配慮が必要です。気分がふさぎ込んでしまったらカフェに立ち寄ったり、近所をお散歩してみたりと自分なりのリフレッシュ方法を見つけるようにしましょう。
<シャンプーやトリートメントを変える>
これまで大丈夫だったヘアケア用品もホルモンバランスの影響によって髪質や頭皮に思わぬダメージを与えてしまうことも…。現在使っているシャンプーやトリートメントに違和感を感じている場合は、別のものに買い換えることをおすすめします。
妊娠中の髪のパサつきをテーマにお届けしました。心配しすぎてストレスになってしまうとかえってよくありませんので、あまり悩まずにできる範囲で試してみてくださいね。