たけのこは意外な栄養がたっぷり!健康や美容にうれしい効能やおすすめの食べ方を管理栄養士が解説

たけのこは意外な栄養がたっぷり!健康や美容にうれしい効能やおすすめの食べ方を管理栄養士が解説

たけのこの栄養を効率的に摂るおすすめの食べ方

たけのこの豊富な栄養をムダなく効率的に摂るための、おすすめの食べ方を知っておきましょう。

発酵食品と一緒に食べる

腸内環境を整えたいときは、納豆、キムチ、チーズなどの発酵食品と一緒に食べましょう。

納豆、キムチ、チーズなどに含まれる乳酸菌は、腸の中で善玉菌として働きます。

たけのこのオリゴ糖が善玉菌のエサとなるため、より効率よく腸内環境を整えてくれます。

色の濃い野菜と組み合わせる

たけのこは、ブロッコリー、ピーマン、ほうれん草などの色の濃い野菜を組み合わせましょう。

たけのこは食べる際に下茹でが必要なため、水溶性の栄養素であるビタミンCの量が少なくなっています。

色の濃い野菜はビタミンCが豊富であるものが多いため、組み合わせることでビタミンCを強化できます。

栄養豊富なたけのこを取り入れる際の注意点

栄養豊富なたけのこですが、取り入れる際は下記のことに注意して、健康に影響がないよう気をつけましょう。

必ずアク抜きをする

生のたけのこが手に入ったら、必ずアク抜きをしましょう。

アクにはポリフェノールも含まれていますが、シュウ酸という成分も多く含まれています。

シュウ酸は摂りすぎにより尿路結石性の原因となることが知られているため、茹でて減らすことが大切です。

たけのこは収穫から時間が経つにつれ、アクの成分がどんどん増えてしまうため、手に入ったらすぐにアク抜きをするようにしましょう。

食べすぎないようにする

たけのこが栄養豊富だからといって、毎日続けてたくさん食べるのは控えましょう。

食物繊維が豊富なため、食べすぎにより消化不良を起こし、腹痛や下痢などの原因となることがあります。

1日の適量は決まった目安があるわけではありませんが、副菜1皿分(70g)を目安にするのもよいでしょう。

これはバランスのよい食事の選び方がわかる、食事バランスガイドを参考にした量です。

たけのこばかりに偏らず、さまざまな食べ物をまんべんなくとり、バランスのよい食事を心がけましょう。

※参照:農林水産省 厚生労働省「食事バランスガイド」

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