今年こそは絶対に泳ぐ!
翌年の短大2年生のときも、再び友だちと4泊5日で沖縄旅行に行った私。この沖縄旅行は短大生活最後の旅行でもあったので、前回のように生理で台なしにならないよう、いざというときはタンポンを使用することに決めていました。
当時は一度もタンポンを使ったことがなく、うまく挿入できるか不安や怖さがありましたが、一緒に沖縄に行った友だちがタンポンの使用に慣れていたので、「タンポンは全然痛くないし簡単に使えるよ」という友だちの言葉を信じることに。
そして案の定、2年連続で沖縄旅行の日に生理になってしまい、私は意を決してタンポンを使うことにしました。
悪戦苦闘した結果……タンポンは半分のところまでしか入れられませんでした。それでも「どうしても友だちと一緒に海水浴を楽しみたい」という思いが強く、「早く友だちと合流しないと」と焦っていた私は、その中途半端な状態のまま、急いで海へと向かいました。すると、バナナボートやジェットスキーを楽しんでいるうちに、だんだんと体に異変が生じてきたのです。
体から半分出ている状態のタンポンが海水を含みふくらみ始めたことで、ジンジンと鈍い痛みが出てきてしまったのです! このままではさらに痛くなると思い、私は急いで海からあがり、トイレに入ってタンポンを外しました。しかし、タンポンがなければ海に入ることはできません。その後は海水浴をあきらめ、去年と同じくひとりホテルで過ごすことになりました。
生理周期が不規則な私は、生理日を避けて旅行日程を計画することができませんでした。せっかく計画を立てても、なぜか生理が重なることが多く、心から楽しめなかった思い出ばかりが残っています。今さらながら、生理不順を放置せず、病院などで相談すればよかったと思っています。
著者/田中真理子
作画/モリナガアメ
監修/助産師 松田玲子
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
ムーンカレンダーサイトはこちら!
イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
動物とゆめかわが好きな漫画家。自身の場面緘黙症の経験を綴ったコミックエッセイ「かんもくって何なの!?」「話せない私研究」発売中。グッズ制作やデグーの漫画を描いたりもしています。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
関連記事: