「ダイエットが長続きしない」「いつもつい食べすぎちゃう」とお悩みの人も多いはず。そんな人におすすめなのが出汁ダイエットです。本記事では、出汁ダイエットに期待できる効果や方法、注意点などを詳しく解説!いつもの生活に「出汁」をプラスして、手軽に痩せ体質を目指してみませんか。
出汁ダイエットとは
出汁ダイエットとは、生活習慣病やダイエット治療などを専門とする医師・工藤孝文先生が考案したダイエット法です。
かつお節や昆布、緑茶などの粉末を合わせた出汁を毎日飲むことで、出汁の成分による代謝アップや脂肪燃焼効果があるといいます。
さらに、やさしい味わいの出汁は、濃い味に慣れ切った味覚を正常に戻す効果も期待できるのです!
人は、毎日のように濃い味の食事を摂っていると舌が慣れ、薄味だと物足りなく感じてしまいますが、毎日出汁を飲み続けることで次第に味覚が薄味にも適応するようになります。
そうすれば、ヘルシーな食事や少ない調味料でも満足感を得られるため、自然とハイカロリーな濃い味の食事を避けるようになり、無理なく摂取カロリーを抑えることができるのです。
期待できる効果《成分別》
ここからは、出汁ダイエットに期待できる効果を、成分別に詳しくチェックしていきましょう!
食欲を抑える「ヒスチジン」
かつお出汁に多く含まれる「ヒスチジン」とは、タンパク質を構成する必須アミノ酸の1つ。
ヒスチジンは脳の満腹中枢に作用し、食欲を抑制してくれる効果があり、食べすぎや間食習慣の改善が期待できます。
さらに、脂肪分を分解する作用を持つ褐色脂肪細胞を活性化させるため、脂肪燃焼も促されるでしょう。
味覚をリセットする「グルタミン酸」
昆布出汁に多く含まれる「グルタミン酸」は、いわゆるうま味成分。
グルタミン酸が加わることで料理に「おいしさ」が生まれ、塩分控えめの出汁でも満足感がアップします。
おいしいと思いながら薄味の出汁を飲むことで味覚もリセットされ、次第に濃い味の食事を避けるようになるはずです。
代謝をサポートする「ビタミンD」
かつお出汁には「ビタミンD」も多く含まれています。
ビタミンDは、骨や歯の健康を保つ働きをするビタミンの一種。
さらに、それだけではなく食欲を抑え脂肪を分解するホルモン「レプチン」の働きをサポートするという役割もあるのです。
「痩せホルモン」とも呼ばれるレプチンをビタミンDで活性化させることで、代謝が上がり痩せやすい体質への改善が期待できるでしょう
ストレス緩和する「テアニン」
緑茶に多く含まれる「テアニン」は、リラックス効果が期待できるアミノ酸の一種。
人は、ストレスが溜まると満腹中枢の反応が鈍り、なかなか満腹感を得られず食べ過ぎてしまいます。
そこで、出汁に少し緑茶を混ぜてテアニンを摂取することで、ストレスを緩和し過食を防げるとされています。
むくみを防ぐ「カリウム」
煮干し出汁や昆布出汁に多く含まれる「カリウム」は、むくみを防ぐ作用があるミネラルの1つ。
カリウムは、過剰な塩分を体外に排出して、体内の水分量が最適になるようコントロールしてくれます。
出汁でカリウムを摂取すれば、水太りしてしまった人や、むくみによって急激に体重が増えてしまった人も効果的にダイエットできるはずです。
配信: くらしマグネット