しつこい汚れに! 加湿機の水垢・カルキをクエン酸で落とす方法

水垢やカルキ汚れをクエン酸で取り除く方法

加湿機のパーツに水垢やカルキ汚れが付着したら、クエン酸を溶かした水やぬるま湯で洗うか、つけ置き洗いを行いましょう。以前の『UP LIFE』記事
でもお伝えしたように、クエン酸水は水3Lに対し、クエン酸20g、もしくは大さじすりきり2杯をよく溶かして作ります。水ではなく40℃以下のぬるま湯を使うと、さらに効果的。パナソニック製の加湿機なら、タンクやトレー、フィルター枠はクエン酸水で洗い、イオン除菌ユニットはつけ置き、加湿フィルターはつけ置き後に押し洗いをしてください。

クエン酸を使ったお手入れで気を付けたいこと

加湿機をお手入れする際は、製品の取扱説明書もよく確認しましょう。パーツを取り外す際は、破損につながることもあるので、無理やり外さないようにご注意を。また、クエン酸の濃度が濃過ぎたり、推奨時間より長くつけ置き洗いをしたりするのも、パーツにダメージを与える場合があるので避けてください。

「クエン酸は水気を吸いやすいので、開封後はきちんと口を閉じて保存しましょう。ガチガチになった汚れだと、つけ置き洗いをしても落ちない場合がありますが、クエン酸の濃度を高くしたり、推奨時間を越えてつけ置きしたりするのは避けて。一度に落とそうとせず、日を置いて再トライしてみてください。2日後でも落ちないなら翌日、といった形で頻度を高め、繰り返し行うのが効果的です」

気になるピンク汚れの正体は? クエン酸は必要?

水回りなどでよく見かけるのが、ピンク色の汚れ。加湿機も例外ではなく、トレーなどに付着していることもありますが、あの汚れはどのように取り除くのが良いのでしょうか?

「ピンクの汚れは、“メチロバクテリウム”と呼ばれる細菌の一種。原始的で生命力があり、一晩おいただけでも一気に繁殖しますが、こするだけですぐに落とせます。毒性がそれほど強いわけではないものの、ぬめりが出て気持ちも悪いですし、発生するということはそこが汚れているというサイン。他の汚れもため込むことになるので、自然のお手入れセンサーと思って、見つけたらすぐに落としましょう」

安心して使い続けるために。加湿機を清潔に保つポイント

加湿機をお手入れする頻度は、製品によっても変わってくるため、取扱説明書の確認を。パナソニックの場合は『よくあるご質問―加湿機のお手入れ』にも記載していますが、シーズン中は以下の頻度を推奨しています。

本体とふた、吹き出し口:汚れが気になるとき
プレフィルター、加湿フィルター、フィルター枠、フィルターカバー、イオン除菌ユニット、トレー:約1か月に1回
タンク:毎日

つい忘れがちなシーズン中のお手入れ、どうすればいい?

お手入れ頻度が1か月となると、「前回はいつやったっけ?」なんてことにもなりがち。そこで藤原さんが提案するのは、スマートフォンなどのリマインド機能を活用することです。

「お手入れする日を設定しておけば、いつの間にか鍾乳石ができていた……なんてことも避けられるのでおすすめです。なお、加湿機を毎日使っている場合はいいのですが、もし2〜3日使っていなかったという場合は、タンクやトレーなど、水が触れるパーツは必ず使う前にお手入れを。水が残ったまま放置すると雑菌が増えるため、その水で加湿するのは避けてください」

シーズンオフで片付けるときに気をつけたいこと

加湿機を使う季節を過ぎたら、きちんとお手入れしてから片付けるようにしましょう。

「収納する前はホコリを取り除き、洗えるパーツはすべて洗ってください。クエン酸が使えるパーツなら、すべて使って洗うこと。洗った後の水分が残っていると内部でカビが繁殖するので、しっかり乾燥させてからしまいましょう」

パナソニックの加湿できる家電は、お手入れしやすさにも配慮

「加湿機のお手入れは面倒……」と思う方もいるかもしれません。でも、手入れを怠っていては本来の機能が発揮できず、余分な電気代がかかってしまうことも。さらに、健康面で良くない影響を与える可能性も考えれば、できるだけ手間のかからない製品を選びたいものです。

パナソニックでも加湿できる家電はさまざまリリースされていますが、お手入れのしやすさにまでこだわったものばかり。たとえば手をすっぽり入れて内側を洗える水タンクを採用した「ヒーターレス気化式加湿機」や、水回りのお手入れがなんと“約半年に1回でOK”という「ジアイーノ」。

ジアイーノは、次亜塩素酸のチカラで内部を清潔に保てるため、一般的な加湿機よりもお手入れの頻度を減らすことができています。

また、パナソニックのエアコン『エオリア』と連携してエアコン暖房時に自動で加湿運転を行う『加湿空気清浄機』、そして外気の水分を取り込んで加湿するため、給水不要で加湿運転ができるエアコン『エオリア LXシリーズ』と、ラインナップは多彩。ご自宅の環境や欲しい機能に合わせて、ぜひご検討ください。

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