●お墓参りの道具を何度も忘れる姑
A子「旦那の兄弟が多いこともあり、我が家はお盆や年末だけじゃなく、GWも実家に帰るの~。兄弟が仲良しなのはいいことだけど、それに付き合わされる私や子どもたちの身にもなって欲しい~。たまには海外旅行でもしたいよ」
B美「それは大変! うちは夫の実家は埼玉にあって、車で行けば2時間程度なんだけど、やっぱりお墓参りは必須。イマドキ、何もわざわざお盆に行かなくてもいいんじゃない? と思うけど、旦那は“お盆はご先祖様の霊が帰って来るから…”って。霊媒師か!(笑)」
C子「炎天下でのお墓参りってきついよね~。子どもたちなんかめちゃくちゃ蚊に刺されるし、暑くて熱中症になりそうになるし、本当に大変。特に法事の時なんか、お坊さんまで呼ぶから、お茶や和菓子を出したり、嫁はマジつらいっす。旦那の実家は田舎だから、近所の交流も盛んなのね。カギはあけっぱなしだし、いつ誰が来るかもわからないから、一刻も気が休まる暇がないの。キッチンで洗い物をしていたら、知らないおじいさんが背後にいて、凍りついたこともあったよ」
A子「凶悪犯?(笑) お墓参りでさ、姑が“あー肝心なお花を忘れた!”とか“お線香につけるマッチがない!”とか、毎年コントみたいに何かを忘れるの。お墓までは歩いて10分くらいだけど、ボケがきてるのか、炎天下で私を走らせるためにわざと忘れてるのか?(笑)とか、いろいろ勘ぐっちゃう。昨年からは、私がきちんとチェックするようにしたけどね!」
B美「お盆あるあるだね(笑)。お墓参りの後の食事もさ~、みんなで外食すればすむ話なのに、お寿司取ったり、惣菜作らされたり大変なんだよ。大家族だったらいつもこうなのかな? せっかくの長期休暇も、これだけ働かされたら台無し。嫁、つらいわぁ!」
C子「私は、親戚が帰ってからも、姑の話にずっと付き合わなくちゃならないのがこれまたキツイ! 旦那は寝っ転がってテレビ見て知らん顔だしさ。ほとんどが、『ご近所の〇〇さんの性格がどう』『前の〇〇さんは、会っても挨拶もしない』とか悪口ばかり。ホント、どうでもいいっちゅーねん(笑)」
A子「悪口好きだよね~。うちの姑なんか、私の前で他の嫁の悪口をめちゃくちゃ言うのよ。私が帰ったら、絶対に私の悪口も言ってると思うもん!」
B美・C子「だよねぇ~(笑)」
A子「ああはなりたくない…と心から思うけど、我が家も息子が2人。いずれはそうなるのかしら?」
B美「息子の嫁なんて、気に入るわけないもんね~」
A子・C子「御意!(笑)」
(取材・文/吉富慶子)