たるみ毛穴は加齢、開き毛穴は過剰な皮脂が原因
しずく型のように垂れ下がった「たるみ毛穴」の原因は、加齢によるものが多いといわれています。肌は表皮とその下の真皮が重なって構成され、真皮にあるコラーゲンやエラスチンの繊維が表皮を支えて張りや弾力を保っています。
年齢を重ねるにつれて、コラーゲンやエラスチンの繊維は細くなり、表皮を支える力も弱くなります。その結果、表皮は重力に逆らうことができずにたるみ、あわせて毛穴も長く伸びてしまうそうです。
ぽっかりと開いた「開き毛穴」は、過剰に分泌された皮脂が大きな要因といわれています。過剰に分泌された皮脂が毛穴の外に出ようとすることで、毛穴が広がってしまうそう。また、その皮脂には汚れが付きやすく、放っておくと黒ずみの原因になってしまうことがあるため注意が必要ですよ。
たるみ毛穴と開き毛穴、ケアのポイントは別!
【たるみ毛穴のケア】
水分と油分をバランスよく与えてあげることが重要です。肌に水分と油分を補うことで、垂れ下がった毛穴がふっくらして自然とキメが整い、次第に目立たなくなるでしょう。
オススメは、エイジングケア用のしっとりとした高保湿タイプの基礎化粧品。また、毎日ではなくてもよいので、シートマスクを使った定期的なスペシャルケアも効果があるといわれています。
【開き毛穴のケア】
毛穴に詰まっている皮脂を取り除くことが重要です。毛穴詰まりの原因でもある角栓のほとんどはタンパク質でできているため、冷たい水で洗うだけでは取り除くことが難しいもの。スチーマーやホットタオルで肌を温めて、毛穴を開かせてから、クレンジングオイルや酵素洗顔を使って毛穴詰まりをケアします。
洗顔後は速やかな保湿ケアがポイント! コットンがひたひたになるくらいたっぷりと化粧水を含ませて、毛穴が開いたところにのせてパックするのがおすすめです。ただし、皮脂の過剰分泌を防ぐため、乳液やクリーム、オイルなどの油分はつけすぎに注意。毛穴が開いた部分には控えめになじませる程度がいいでしょう。
ファンデーションでも完璧にカバーしきれないどころか、逆に目立ってしまいがちな毛穴。まずは毛穴のタイプを知り、毎日のコツコツ簡単スキンケアで改善していきましょう!