未明にもかかわらず起きてくれた家族
腹痛だけだったら薬を飲めばよかったものの、この日は腹痛に加えて吐き気も催していました。薬を飲みたいけれど吐いてしまえば意味がないと思い、トイレでは、吐き気が治まるまで我慢。
するとなかなかトイレから戻ってこない私を心配して、祖父がトイレに様子を見にきました。このとき、トイレのドアは開けっぱなしで、便器にもたれかかって吐き気に耐えていた私。そんな私の姿を見て、祖父はびっくりした様子でした。
私は「生理痛で」と事情を説明。すると、このときは12月だったということもあってか、祖父は部屋からストーブを持ってきて寒くならないようにしてくれました。寝ていた祖母も心配して、おなかや背中をさすってフォローをし続けてくれたのです。
吐き気が治ったあとようやく薬を飲め、次第に痛みは弱くなっていきました。そして、その後は落ち着いて寝ることができたのです。未明の2時〜3時だというのに嫌な顔をせずに見守ってくれた祖父母にはとても感謝しています。
このときの私は、日中に生理痛に襲われることが多かったため、「生理痛は日中にくるもの」と思い込んでいました。しかし、そのときの体調や状況によって症状は異なるということを実感。この一件以降は、生理痛でつらくなるだろうと予想ができるときにはあらかじめ薬を準備したり、体を冷やさないようにしたりと工夫するようになりました。
著者/沖田 彩花
イラスト/かたくりこ
監修/助産師 松田玲子
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配信: ベビーカレンダー(ライフ)
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