利尿作用のある飲み物の注意点
利尿作用のある飲み物を取り入れる際は、知っておきたい注意点がいくつかあります。
飲みすぎに注意する
利尿作用があるからといって、必要以上に飲み物をたくさんとるのは控えましょう。
例えば先ほど紹介したカリウムを含む飲み物は、糖質やカロリーの摂りすぎにつながりやすいため、健康への悪影響が考えられます。
カリウムは野菜や芋類、果物などに含まれる栄養素のため、飲み物だけでなく食事から摂る工夫をするとよいでしょう。
むくみの原因によっては逆効果なことも
むくみの原因によっては、利尿作用のある飲み物の過剰摂取が逆効果となることもあります。
例えば冷えによって血流が滞ってむくみが起きている場合、冷たいトマトジュースや野菜ジュースなどをたくさん飲むと、さらに体を冷やすことが考えられます。
また運動不足などで起こるむくみは、水分をたくさんとることで、体にさらにため込んでしまうかもしれません。
次に紹介する、むくみを起こさない対策についても、ぜひ知っておきましょう。
むくみ予防には?利尿作用のある飲み物を取り入れる以外の工夫
むくみを起こさないためには、利尿作用のある飲み物を取り入れる以外にも、下記のことに気をつけてみましょう。
塩分の摂りすぎに注意
塩分は水分をため込む性質があるため、摂りすぎに気をつけましょう。
特に、ラーメンやうどんなどの麺類、塩辛いおつまみ、スナック菓子などをよく食べる方や、外食やコンビニ食の利用が多い方は塩分を摂りすぎている場合があります。
塩分が多すぎると、いくらカリウムを摂っても、なかなかむくみが解消されないことにもつながるでしょう。
まずは、塩分の多い食べ物を控えることからはじめてみてください。
バランスのよい食事をとる
バランスのよい食事を心がけることで、栄養バランスが整いむくみにくい体を作ってくれます。
例えば野菜や果物には、利尿作用のあるカリウムだけでなく、塩分を排出してくれる食物繊維も豊富に含まれます。
野菜や果物ジュースは食物繊維の量が減ってしまうため、ぜひ生の野菜や果物をとりたいものです。
野菜たっぷりの食事を心がけるようにしましょう。
適度な運動を心がける
運動により血流が改善することや、血流を促す筋肉量が増えることで、むくみの予防に役立ちます。
特にふくらはぎの筋肉を鍛えることは、全身に血液を巡らせるために大切だといわれています。
軽いウォーキングやスクワットなどの下半身を使う運動や、普段の生活でも徒歩移動を意識することを心がけるとよいでしょう。
配信: トクバイニュース