夫婦別姓で起こり得る問題とその対処法について解説!

夫婦別姓で起こり得る問題とその対処法について解説!

夫婦別姓の問題に関するQ&A

Q1.夫婦別姓のために旧姓を通称として名乗る場合の問題点とは?

第一に、通称名は使用できる範囲が限られているというデメリットがあります。

職場で使用する場合には職場の裁量に委ねられることになりますから、事前に戸籍上の名前とは異なる通称名を使用しても問題ないか確認することが必要です。また、公的文書や銀行などの手続きにおいて通称名は使用することができません。加えて役所や警察などでは通称名の使用ができません。

第二に、日常生活における手続きの中で、一定の不便が生じることがあげられます。

戸籍名と旧姓、どちらの印鑑も持っていなくてはならないことや、いざという時にどちらの姓で手続きをしたのか分からなくなるというトラブルなども生じてくるでしょう。

Q2.夫婦別姓のために事実婚を選択した場合の問題点とは?

事実婚を選択した場合には、次のような点が問題になる可能性があると言えるでしょう。

相続権がない
子供の苗字に関する問題が起こる
配偶者控除制度を利用できない
家族の証明が難しい場合がある

Q3.夫婦別姓を選択する場合にすべきこととは?

旧姓通称や事実婚により夫婦別姓を選択することになった場合には、夫婦別姓の際に起こり得るトラブルを回避するために次のことを行うようにしましょう。

家族の証明ができるようにしておく
相続に関する問題の対策をしておく
子供の認知や苗字の問題を解決しておく

まとめ

夫婦別姓を選択することで旧姓を名乗れるというメリットもありますが、子供や相続に関する問題などさまざまなデメリットもあります。事実婚関係では後でトラブルが生じる場合もあるため、トラブルが起こらないように事前に対処しておくことが大切です。

こうした事前の対処に関する相談を含め、事実婚におけるトラブルや問題は弁護士にご相談ください。よりよい結婚生活や新生活を迎えるために、弁護士が法的なサポートを行います。

監修者:萩原 達也弁護士

ベリーベスト法律事務所、代表弁護士の萩原 達也です。
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