「残高ほぼなし!?」夫婦の貯金が底を尽きた!その理由とは?

「残高ほぼなし!?」夫婦の貯金が底を尽きた!その理由とは?

結婚数年目のある日。夫婦の共同口座の預金額を見ると、ほとんどゼロに近い数字に! そうなってしまった理由は……。


2人の将来のために転職してくれた夫

夫はもともと、国家公務員でした。頭も良く大学では経営学を学んでいたこともあり、公務員として働きながらも「将来は自分で会社を経営したい」と常々言っていましたが、私と結婚することになって会社の立ち上げは一旦断念。


その代わり、夫は「もっと給料が多くもらえる会社がいい」と言って、結婚直前に外資系の会社に転職しました。これから始まる結婚生活に向け、安定したお給料をもらえるよう努力してくれたのです。


当時では考えられないぐらいのホワイト企業に転職できた夫。これから2人で幸せに暮らせそうだと、そのときの私はホッとしていたことを覚えています。

夫の夢を応援することに

結婚後、私は夫の希望で専業主婦となったのですが、自分だけ仕事をしていないことに引け目を感じてしまい、結婚してしばらく経ってから家事と両立できるような簡単な自営業を始めました。自営業を始めたばかりのころは単発の仕事ばかりでしたが、徐々に安定して仕事をいただけるように。


そんなある日、夫から仕事に関する相談をされました。自宅でマイペースに仕事をしている私の姿に触発されたのか、夫が「今の仕事を退職して、前々から考えていた会社経営の夢を叶えたい」と訴えてきたのです。ただ、どのような会社を立ち上げるかはまだ決めかねているとのこと。


今考えれば、まだ何をやるかも決めていないのに会社を退職したいと言っている夫を、そのときに止めるべきでした。しかし、私もある程度収入が安定してきたことや、夫の長年の夢を応援したい気持ちもあり、夫の退職に賛同してしまったのです。「私に何かできることがあれば協力するから」と告げ、夫との話し合いは終了しました。

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