【夏休みの自由研究に】子どもがお片付けを習慣化できるようになるコツ

【夏休みの自由研究に】子どもがお片付けを習慣化できるようになるコツ

子どもが小さい頃は、お片付けを親子で一緒にやっていた家庭も多いと思います。ですが、小学生になると「そろそろ自分で片付けができるようになってほしい」と思う親御さんも多いのではないでしょうか?

夏休みはお片付けを習慣化するチャンスです。そして、自由研究のテーマにしてしまいましょう!

そこで今回は、お片付けを自由研究として進める方法と習慣化するコツを紹介します。

お片付けを自由研究のテーマにできるの?


(画像出典)PIXTA

「お片付け」は、小学5年生の家庭科で習います。ですから、自由研究のテーマにしても問題ありません。
部屋もスッキリして、自由研究にもなる。まさに一石二鳥!

カリキュラムに組み込まれるようになったのは十数年前からですから、お片付けの授業を受けたことのない親世代は、意外に思うかもしれません。
お片付けの基本を学び、なぜお片付けをする必要があるのかを考えさせることは、今後の子どもの家庭生活や将来の仕事に大いに役立つでしょう。

「お片付け」をテーマにした自由研究の進め方


(画像出典)PIXTA

お片付けは1日でできるため、自由研究として気軽に取り組めるテーマです。
とはいっても、習慣化を目指す場合は、早めに自由研究に取り組むことをおすすめします。

夏休み中にお片付けを続けて得た効果や部屋の変化などを感じることで、自分の生活を見直すきっかけになるからです。
毎日の積み重ねが「片付けられない」から「片付けた!」に変わり、子どもの自信となっていくでしょう。

では、自由研究の進め方を説明します。

片付ける前の状態を知る

まずは、どこを片付けるのかを子どもに決めてもらいましょう。子どものお片付けなので、共有スペースではなく、子どものモノを収納しているスペースを選ぶことをおすすめします。

大切なのは、スモールステップから始めること。クローゼットのような広い場所ではなく、机の引き出し一つや文具入れなどの小さな場所から始めるようにアドバイスしてください。

片付ける場所を決めたら、ビフォーの写真を撮っておきます。

片付けた場所の理想を考える

片付けをゴールにしてしまうと、習慣化が難しくなってしまいます。ですから、片付けた先の未来を書き出していきましょう。

  • 片付ける場所がどんなふうになってほしい?
  • 片付いたら、どんなふうに過ごしたいのか?
  • 片付けた場所をどう使いたいのか?

といった感じで、ワクワクするような理想の使い方を子どもに考えさせてください。
自分の理想を実現させるための過程と考えると、片付けを後回しにしにくくなります。

困っていることを書き出す

片付ける場所でどんなことに困っていたのかを書き出していきます。
使いにくい原因や元に戻せない理由を見つけ、どうすれば困り事を解決できるのかを考えてみましょう。
もし子ども1人では難しいようなら、親が質問して答えを導き出す手伝いをしても構いません。
モノと向き合うことで「考える力」が身に付いていきます。

実際に片付ける

ここまでできたら、実際に片付けてみましょう。整理収納の基本に従って片付けていきます。

片付ける場所のモノを全部出す。
使う(残したい)・使わない(処分する)・迷うモノの3つに分ける。
モノの住所を決める(どこに収納するのが一番使いやすいかを考える)。
収納する。

片付けの過程は、必ず写真を撮っておきます。収納後のアフター写真も忘れないでくださいね。

片付けてみた感想を書く

最後に、片付けてみた感想を書きます。

  • 片付けてみて、どんな変化があったか
  • 片付けたら、どんな気持ちになったか
  • 大変だった点
  • 頑張ったところ、工夫した点
  • これからどう片付けていきたいか

これらを盛り込んでみましょう。

大きな画用紙(あるいは模造紙)を用意して、を書き出し、必要な箇所に写真を貼って完成です。

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