料理に彩りを添えてくれ、甘さやシャキシャキとした食感を楽しめるパプリカ。
しかし、なかなか使い切れずに傷ませてしまう方も多いのではないでしょうか。
パプリカが長持ちする保存方法や冷凍保存の方法を知り、パプリカを最後までムダなく使い切りましょう!
今回の記事では「パプリカの保存方法」について、管理栄養士が解説します。
パプリカの保存方法と保存期間
パプリカの保存方法と保存期間は下記のとおりです。
・冷凍保存:約1ヶ月
・冷蔵保存(丸ごと):約1週間~10日
・冷蔵保存(使いかけ・カットしたもの):4~5日
パプリカを長持ちさせたい場合は、約1ヶ月保存できる冷凍保存がおすすめです。
冷凍しても食感の変化が起きにくく、炒め物やスープなどに使えます。
丸ごとのパプリカは、涼しい時期は常温保存もできますが、適切な保存温度は10~14度程度のため、基本は冷蔵保存がよいでしょう。
冷凍・冷蔵の保存方法をそれぞれお伝えします。
【冷凍】長持ちさせたい場合(保存期間の目安:約1ヶ月)
パプリカが余ってしまった場合や、たくさん手に入った場合は、冷凍保存が便利です。
使いやすい大きさに切り、水気をしっかりふき取ってから冷凍用保存袋に入れます。
パプリカ同士がくっつかないように平らにすると、使いたい分だけ使いやすくなります。
冷凍したパプリカは、生で食べると食感の変化が気になってしまうため、加熱料理に使いましょう。
炒め物やスープにすると、食感が気にならず、料理に手軽に彩りをプラスできます。
解凍するとべちゃっとしてしまうため、凍ったまま加熱するようにしましょう。
【冷蔵】すぐに使い切る場合
パプリカの冷蔵保存の方法は「丸ごとの場合」か「使いかけ・カットした場合」によって異なるため、分けて紹介します。
丸ごとの場合(保存期間の目安:約1週間~10日)
丸ごとのパプリカは、キッチンペーパーに包んでからポリ袋に入れると乾燥しにくくなり、長持ちします。
冷蔵室では温度が低いため、パプリカのちょうどよい保存温度になる野菜室で保存しましょう。
使いかけ・カットした場合(保存期間の目安:4~5日)
使いかけやカットしたパプリカは、種やワタを取ってからラップでぴっちりと包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。
種やワタから傷みはじめるため、取っておくと長持ちしやすくなります。
切ってしまうと4~5日程度しか日持ちしないため、使う予定がない場合は傷む前に冷凍保存をしましょう。
保存期間が長すぎて傷んでしまった場合は?
パプリカを長く保存していると「まだ食べられるかな?」と不安になるかもしれません。
パプリカが傷んだサインを知っておきましょう。
・汁が出ている
・粘り気が出ている
・カビが生えている
・ぶよぶよとしてやわらかい
・腐敗臭やツンとした臭いがする
このようなサインが見られたら、食べるのはNGです。
もし食べてしまうと、腹痛やおう吐などを引き起こすかもしれません。
保存状態や、もともとのパプリカの状態によっては、保存可能な期間より早く傷んでしまうこともあります。
しっかりと様子を確認して使うようにしましょう。
配信: トクバイニュース