ブルーベリーより抗酸化成分が豊富。ガーデンハックルベリー
見た目は真っ黒なブルーベリーにも見える、ガーデンハックルベリー。実はブルーベリーとは全くの別物、ナス科の野菜に分類されています。このガーデンハックルベリーにはブルーベリーを超えるとも言われる抗酸化成分が含まれていて、エイジングケアに効果を発揮すると言われています。
ガーデンハックルベリーに含まれる栄養素は、βカロテン、レチノール、ビタミンB1、カルシウム、カリウム、アントシアニンなど。そのどれもがブルーベリーの数倍以上含まれており、目を酷使する今の生活にもってこいの食材と言えるでしょう。
特に抗酸化成分の【アントシアニン】には、眼精疲労の回復を助ける他、メタボ予防や活性酸素の除去に効果的とされており、美しい目をキープしたい人やボディライン・肌のくすみが気になる人にも積極的に取り入れてもらいたい食材です。
野菜はカラフルに様々な色を取り入れると相乗的に栄養・美容効果が高まるのですが、紫は不足しがちな色の一つ。ガーデンハックルベリーはその紫を補うのにおすすめしたいビューティーフードです。
ガーデンハックルベリーはジャムにすると鮮やかな紫色がとっても映える!
生食も可能なガーデンハックルベリーですが、そのままだと正直なところ美味しくないのです。そして、収穫されたものは日持ちがしないので、ジャムにするのがおすすめです。
重曹でアク抜きをしてから、1/3~1/2量の砂糖(洗双糖やてんさい糖がおすすめ)と少量のレモン汁(またはクエン酸)を加えて煮詰めていきます。
アク抜きの行程で真っ黒な実から毒々しい緑色が出てきて、最終的に色鮮やかな紫色のジャムができあがる行程は、見ているとなんだか実験のようで楽しいですよ。
若干の手間はかかりますが包丁も難しいコツも要らないので、小さなお子さんのクッキング体験としてもいいですね。
全国的にはあまり流通の多くないガーデンハックルベリーですが、旬は秋。今です。直売所や道の駅などで見かけますが、いくつかのサイトでお取り寄せができるようなので、近所で見かけない!という方はネットを当たってみるのも手です。ガーデンハックルベリーそのものでも、すでにジャムとして売られているものもありますよ。
また、プランターでも育てられる程度のサイズで、かなりほったらかしでも実をつけるので、家庭菜園で挑戦してみても良いかと思います。鈴なりに小さな実が沢山できて、地中の作物が多く、見かけが地味になりがちな秋の家庭菜園に、賑やかさもプラスしてくれます。
ただし、未熟果にはジャガイモの芽に含まれるのと同じ【ソラニン】という有害物質が含まれているので、しっかり完熟させてから収穫しましょう。表面の黒々した艶が無くなり2週間たった頃、ガクが緑から枯れた茶色に変わったら完熟のサイン。すべて熟してから一気に収穫し、そのままジャムにしてしまいましょう。沢山つくってお裾分けすれば、その珍しさとキレイな色に驚かれるのではないでしょうか。
いかがでしたか?あなたのビューティーフードライフの一助となれば幸いです。