歯科訪問診療の歯科衛生士として働くために
資格について
歯科訪問診療で歯科衛生士として働くためには、当然、歯科衛生士資格が必要です。ご自宅や高齢者施設へ訪問することになりますが、診療内容は一般的な外来診療とほぼ変わりません。そのため、歯科衛生士としての経験やそこから得たスキルも役立ちます。また歯科訪問診療では、歯科衛生士が車を運転して患者様の元へ移動することもあるため、運転免許があると役立つでしょう。
コミュニケーション能力について
歯科衛生士資格や運転免許などの資格以外にも、高いコミュニケーション能力が求められます。ここでいうコミュニケーション能力は、患者様やご家族のニーズをヒアリングする力、患者様と楽しく会話する力、口腔ケアの必要性や治療方針を伝える力が含まれます。また、急患対応が多いことや、患者様やご家族のニーズに応える必要があることから、臨機応変に対応できるスキルも重要だと考えられます。このようなスキルは、歯科衛生士として働く経験を通じて習得できるでしょう。
ホスピタリティについて
コミュニケーション能力のほか、ホスピタリティも歯科衛生士にとっては必要です。患者様としっかり向き合えるのが歯科訪問診療の魅力なので、人のお世話をすることが好きな人は歯科衛生士にとって強みになるはずです。円滑なコミュニケーションを取りながら、親身になって患者様のケアをすることは、患者様のQOL向上にもつながります。
この記事を監修してくれたお医者さん
医療法人社団コンパス 常務理事
石原央記
略 歴
昭和大学歯学部 卒業/日本歯科大学病院(研修歯科医師)/医)八重瀬会 同仁病院(歯科口腔外科)/コンパスデンタルクリニック蕨 入職 院長就任/医療法人社団コンパス 常務理事
保有資格
歯科医師/日本口腔外科学会所属
配信: 医科歯科健診コラム
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