がんを予防してくれる成分って?
トマトの「リコピン」やブルーベリーの「アントシアニン」、大豆に含まれる「イソフラボン」などのことを、植物が含む天然の化学成分「フィトケミカル(ファイトケミカル)」と言うのですが、アブラナ科の野菜(ブロッコリーやキャベツ 、わさびなど)にも「スルフォラファン」という強い抗酸化作用を持っているフィトケミカルが含まれています。このスルフォラファンががんの予防に良いのだとか。ちなみに、がん予防以外にも以下のような効果が期待できるそう。
・生活習慣病の予防
・肝機能改善
・肌の老化を改善
・花粉症の抑制
・肝臓の機能が上がることで代謝が良くなりダイエット効果
・ピロリ菌の抑制
・育毛効果
・二日酔いの予防
こんなにたくさんの嬉しい効果があると言われているなら、積極的に摂ってもよさそうですね。さらに、アブラナ科の野菜のなかでも、ブロッコリーに多く含まれるスルフォラファンですが、ブロッコリースプラウトにはブロッコリーの約7倍のスルフォラファンが含まれているというから驚き。
ブロッコリースプラウトはどう食べればいいの?
ブロッコリースプラウトは、生で食べるのがオススメ。例えば、いつものサラダに混ぜたり、冷ややっこの上にのせたり、サーモンで巻いてみたり。また、熱にも強いので加熱調理も大丈夫。様々な料理に使えます。
しかし、スルフォラファンは水溶性なので、茹でると湯のなかに成分が溶けだしてしまうので注意が必要。茹でる場合は、茹で汁を丸ごと使えるスープにすると◎。これからの寒い時期にピッタリですね。
ブロッコリーと違い、あまり味がしないため、野菜が苦手な子どもでも食べやすいところも、ブロッコリースプラウトの良いところのひとつ。お手頃価格でメリットたくさんのブロッコリースプラウト。食卓に野菜不足を感じるママはとりいれてみると良いかもしれません。
(文・山本健太郎/考務店)