旬の果物・いちじくの保存方法を解説 冷蔵・冷凍の仕方から美味しく食べるためのレシピも

夏から秋にかけて旬を迎える「いちじく」。甘くてミルキーな風味と、とろけるような食感が特徴です。いちじくの美味しさ、新鮮さを長く保つためには正しく保存する必要があります。この記事ではいちじくの正しい保存方法を中心に、おすすめレシピなどを紹介します。新鮮ないちじくをより美味しく味わうための工夫をお伝えするので、ぜひ取り入れてみてください。

いちじくの栄養、日持ちは?

 

いちじくは果物の中でも美容と健康に効果があると言われています。しかし、正しく保存しないと傷みやすい果物です。こちらの項目ではまず、いちじくの持つ栄養素と日持ちについて解説します。

不老長寿の果物・いちじく

かわいらしいフォルムのいちじくは、春から秋にかけて実の中に白い花をつけます。その花が外からは見えないため「無花果」という漢字を当てられたとか。そんないちじくは「不老長寿の果物」と言われるほど栄養価が高い果物です。具体的には以下のような栄養素を含んでおり、その中には女性に嬉しい美容効果の高いものもあります。

 

◆ペクチン

水溶性の食物繊維でコレステロールや糖の吸収を抑える働きがあります。さらに善玉菌を増やして腸内環境を改善する働きもあります。

 

◆カリウム

カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、水分を調整する役割があります。それによって「むくみ」の予防・改善に効果があります。

 

◆アントシアニン

ポリフェノールの一種であるアントシアニンを多く含みます。ポリフェノールは高い抗酸化作用があり、老化の原因ともなる活性酸素を取り除く効果が期待できます。

 

 

この他にもビタミンB1やB2、B6、ビタミンCも含有しており、栄養バランスの優れた果物であることがわかります。

いちじくは皮ごと食べられる?

柔らかく熟したいちじくは皮ごと食べることができます。皮ごと食べる際は、皮についている細かい毛を取り除くために、塩もみをして水で洗い流します。皮ごとスライスして、クリームチーズと一緒にパンに乗せて食べたり、生ハムと一緒に食べたり、皮を剥かなくても手軽に美味しく料理に取り入れられます。

いちじくは日持ちしにくい

美味しくて栄養豊富ないちじくですが、「足がはやい」という一面があります。いちじくは皮が薄く、水分量も多いため、正しく保存しなければ傷みが早く、美味しさを逃してしまいます。

いちじくの保存方法

 

いちじくは常温保存ではなく、冷蔵・冷凍保存をする必要があります。それぞれ保存前の下処理や保存期間が異なるので、消費するペースや保存したい量に合わせて選ぶようにしましょう。

いちじくが傷みやすくなってしまう原因

いちじくは日持ちしないと書きましたが、傷みやすくなってしまう原因として以下の3つが考えられます。

 

・高温多湿での保存
・収穫から1週間以上経っている
・いちじく同士が接触した状態で保存されていた

冷蔵保存方法

購入してから数日で食べ切るなら冷蔵保存がおすすめ。冷蔵保存で約2〜3日保存が可能です。

 

【保存方法】

1個ずつ洗ってキッチンペーパーで水分を拭き取り、ヘタを切り落とす
1個ずつラップに包む
バットなどの容器にいちじく同士が重ならない(触れない)ように入れて、冷蔵庫で保管する

冷凍保存方法

数日で食べ切れない場合は冷凍保存しましょう。冷凍保存で約1ヶ月ほどの保存が可能です。保存方法は冷蔵保存の手順に沿って行い、冷凍庫で保存します。解凍方法については以下の手順を参考にしてくださいね。

 

【解凍方法】

冷凍したいちじくは解凍すると水分が出て、ベチャッとしてしまいます。そのため、冷凍庫から取り出して半解凍し、シャーベットのようにして食べるのがおすすめです。冷凍いちじくはそのまま食べる以外にジャムや焼き菓子などを作るのに向いています。

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