美味しく食べて、肩こりを改善しよう!
辛い料理で血行促進することは、辛いものが好きな方であれば、比較的生活の中に取り入れやすいはず。
アドレナリンが分泌することによるスッキリ感も、ストレス性の肩こりの方をはじめ、おすすめできそうです。
「おいしくチャレンジできるのも魅力ですよね。でも辛いものを一度にたくさん食べたり、辛いものばかりを継続的に食べるのは禁物です。特にカプサイシンは胃腸への負担が大きいもの。ふだんから胃腸が弱かったり、下痢や便秘のある方は食べ過ぎはいけません。また、カプサイシンによるアドレナリン分泌により血圧が上がる場合もあるので、高血圧の方は要注意です。個々の体質に合わせた食べ方を心がけましょう」。
肩こり改善には、肩甲骨を動かすことや骨盤底筋群トレーニングもおすすめ!
また、肩関節の筋肉を刺激することも大切です。
「肩甲骨を動かす、まわす、また腕を上げ下げする。単純な動きですがやはり肩こりには効果がありますね。さらに、姿勢が悪く前屈みになると腹筋が弱くなります。すると頭や腕を支える肩まわりの負担が増すので、腹筋や背筋といったインナーマッスルを鍛えることも症状の改善につながります」。
取り組みやすいのは骨盤底筋群トレーニング。椅子に座った姿勢で尿道や膣付近の筋肉を意識し、グッと力を入れるのを数回繰り返すことで、背骨の根本にある骨盤底筋群が整い、必然的にその上の背骨の位置も修正されます。
「肩こりの原因となる肩関節の筋肉は、体幹や肩甲骨、頭部を結ぶので、しっかりゆるめて血行促進をすることが大切です。おいしくケアできる食事をはじめ、取り入れやすいトレーニングや生活習慣の見直しなど、自分に合った方法を見つけてほしいですね。ぜひ、挑戦してみてください!」。
監修:尾都野 信子(おずの のぶこ)
医学博士。医療法人淳信会理事、株式会社グリーンハート代表。藤田医科大学(旧;藤田保健衛生大学)医学部を卒業後、同大学附属病院にて臨床研修、リウマチ・膠原病内科へ入局し学位取得。自身の体調不良をきっかけに、食事や生活習慣を改善。その経験をもとに、オリゴスキャンをはじめとした検査機器を用いて「目に見える体内栄養素バランスの改善」をコンセプトに診療を行っている。米コロラド州NTI(Nutrition Therapy Institute)認定栄養コンサルタントとしても活躍。ヘルスケア関連の商品やサービスにはエビデンスが大切!という信念のもと、大学や研究室と連携してヘルスケア企業のエビデンス構築のサポートや商品開発にも力を入れている。代表を務める(株)グリーンハートの商品、サプリメント『つきみちる®』は積み重ねたエビデンスが評価され、未病総合研究所のアワードにてグランプリを獲得、未病ケア商品として認定された。
2023年10月3日 健康
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配信: UP LIFE
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