フードロスを子どもの観点で考えて、パーティメニューは子どもと一緒に作ろう!
楽しく料理する経験が、食べ物を粗末にしない心を育む
これまで、のべ2000人以上の子どもに料理の楽しさを教えてきたという、子ども料理研究家の武田昌美さん。子どものための料理教室「リトルシェフクッキング」を主宰しており、子どもがひとりでイチから料理をすることで育まれる、“心の成長”を大切にしたレッスンが人気。
武田さんによると「フードロスやエコというと、野菜を皮ごと使うなどが思い浮かぶかと思います。そういった取り組みももちろん大事ですが、子どもの観点で見ると、“残さないで食べられること”が大切」だとか。
子どもの食べ残しを防ぐいちばんのポイントは「一緒に作ること」だと武田さん。「子どもってなにかを作るのが大好き。自分で作るといつも以上に食べますし、食べ残しはかなり減ります。ですから、『残さず食べようね』と闇雲に言うのではなく、料理を楽しい経験として積極的に関わらせることが、食べ残しを減らす近道になると思うんです」。
実際、リトルシェフクッキングに通う子どものなかには、おいなりさんを食わず嫌いする子もいたのだけれど、お揚げを煮るところから一緒に作ったところ、全員がおいなりさんを完食したのだとか。
「嫌いだと思っていたものも、自分で作ったらおいしく食べられるんです。食べ物を粗末にしない心を育むためにも、ぜひ一緒にお料理を楽しんでほしいですね」。
配信: OZmall