●台風や自然災害に備える
最近では爆弾低気圧など、天候が急に、大きく荒れることがあります。季節の変わり目などは、特に天気予報をチェックしておきましょう。交通機関が乱れることもありますから、天候が大きく崩れそうな場合、可能なら子連れでの外出は控えた方が無難です。
台風の場合、ベランダに植木鉢やすだれなどがあると、風で吹き飛ばされて窓に当たることも考えられますから、飛ばないように室内に移動させるなどしておきましょう。わが家も、他の家も、通行人も、守ることにつながります。
暑い季節は、海や川辺のレジャーも、注意しましょう。友だち家族とバーベキューはとても楽しいものですが、大人は調理に気を取られ、そのすきに子どもが川でおぼれたり、ケガをするケースも後を絶ちません。調理する担当と、子どもと遊ぶ担当をしっかり分け、子どもの担当の大人は、遠くから見ているのではなく、一緒に水に入って遊びましょう。水の流れや危険な箇所がわかり、子どもにアドバイスしたり、危険な場所を避けることができます。
天気が急変することもありますし、その日は晴れていても、前日までの天候によって水かさが増していることもあります。前後の天候も、確認しておきましょう。
●時間があるときに、暗闇体験も
最近では少ないですが、停電することもあります。懐中電灯やろうそくなどの準備はもちろんですが、急に真っ暗になると、子どもが不安でパニックになることもありますから、たまには、暗闇を体験しておくことも大切です。
時間がある夜に、テレビも電気を消して、懐中電灯やろうそくだけで過ごす時間を持ってみましょう。家族で会話して過ごしてみましょう。
文/高祖常子
NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、認定子育てアドバイザーほか。叩かない子育て講座、子ども虐待防止や、家族の笑顔を増やすための講演活動も行う。3児の母。
NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、認定子育てアドバイザーほか。叩かない子育て講座、子ども虐待防止や、家族の笑顔を増やすための講演活動も行う。3児の母。