ストレスまみれの社会人が今すぐやるべきこと 「好きなことを100個書き出せ!」の効果とは?

ストレスまみれの社会人が今すぐやるべきこと 「好きなことを100個書き出せ!」の効果とは?

今すぐできる、ストレスとの向き合い方を紹介

 コーピングとは、英語で「対処する」という意味の「cope」を表す言葉で、ストレスを意識的に対処するセルフケア方法です。心理学から始まり、職場におけるメンタルケアとしても注目されています。ストレスコーピングでは、「自分が何にストレスを感じているかを知ること」と「自分がストレスに対してどんな対処をするか」が重要です。

 まずは、自分がストレスに感じていることは何かを知るために、書き出してみましょう。「職場の上司の一言ですごく落ち込んだ」などです。

 さらに、不安やイラつきといった気持ちの変化や、手の震えや汗といった体の状態など、ストレスを受けたときの体の反応を客観的に見てみましょう。ストレスの原因ごとに反応まで確認していくと、自分にとって何が強いストレスなのかも見えてきます。

 次は対処法を用意します。ストレスコーピングには種類があり、物の捉え方自体をポジティブに変える方法や、ストレス原因そのものから離れる回避型などもあります。今回は、ストレスを受けたときに自分の好きなことで気分転換するコーピング方法を紹介します。


好きなことをとにかくたくさん書き出すぞ!

好きなことをとにかく、たくさん書き出すぞ!

 気分転換してストレスを発散するためには、自分が楽しいと思うことや気分がすっきりする行動を、どのくらい知っているかが大切です。気分転換方法を思いつく限り書き出して、コーピングリストを作ってみましょう。普段何気なく行っている行動も、書き出すことであらためて認識する機会になります。

 例えば「カフェラテを飲む」「動物に触れる」「ヨガをする」など、どんなことでもOKです。「空を見上げる」「深呼吸する」といったお金や時間を掛けずこまめにできることも書き出してみましょう。仕事の合間など、ストレスを受けたとき気軽に実践しやすいでしょう。

 また、「どこでもできること」「週末したいこと」「誰かとすること」「季節別」など、リストをカテゴリーに分けておくと、後から見やすくおすすめです。

 100項目を目指して、たくさんリストアップします。メモや手帳に書いて持ち歩くと、すぐに眺められるのでおすすめです。実際にストレスを感じたら、リストから一つ選んで実践してみましょう。行動した後は、自分の心身の様子も観察して、どのぐらい変化があったかもチェックします。効果を感じなければ消したり変えたりして、リストをブラッシュアップしていくのです。


ストレス解消、リラックスできることを探そう

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