3、任意整理の無料相談を有効活用するためのポイント
任意整理の無料相談を受ける際には、以下のポイントを押さえておくと、より有効に相談を進めることができます。
事前に準備する
相談事項をメモにまとめる
(1)事前に準備する
任意整理の無料相談を最大限に活用するためには、事前準備が重要です。
下記項目が、準備するべきものになります。
借金状況を把握するために必要なもの一覧
任意整理する際に必要な物
借入先
借入額
返済期日
利息率など
本人確認書類(運転免許証、保険証、パスポート)
印鑑(認印)
利用中のキャッシングカードやクレジットカード
上記の準備を行うことで、任意整理の無料相談を効果的に活用することができます。
(2)相談事項をメモにまとめる
任意整理の無料相談を受ける際、相談事項を適切に整理しておくことで、相談がスムーズに進行し、必要な情報を見逃さずに得ることができます。
例えば、具体的な相談内容や疑問点をメモにまとめておくことで、相談の質が向上し、より具体的な解決策を得ることができます。
メモしておく相談事項の例
相談事項の詳細
返済計画の見直しは可能か?
既存の返済計画が厳しい場合や、収入が減少した場合などに、返済計画の見直しの可能性について相談する
任意整理後の生活はどのように変わるか?
任意整理後の生活、特に金融面(クレジットカードの使用制限や、新たな借入の制限など)での変化について相談する。
任意整理の費用はどの程度か?
任意整理にかかる弁護士費用や手数料などの具体的な金額や支払い方法などを確認する
4、任意整理に必要な費用
任意整理を行う際には、自分で行う方法と弁護士に依頼する方法があります。
そこで、今回は下記項目について解説します。
自分で任意整理を行う場合の費用
弁護士に依頼する場合の費用
弁護士費用の負担を抑えるためのポイント
(1)自分で任意整理を行う場合の費用
自分で任意整理を進める場合、費用の相場は約20,000円となります。
債務整理全般においても、自身で手続きを行うことで、弁護士や司法書士への支払いを大幅に減らすことが可能です。
しかしながら、債務整理は債権者とのコミュニケーション、必要な書類の作成、裁判所との対話など、多くの複雑な作業を伴います。
(2)弁護士に依頼する場合の費用
弁護士に依頼する場合の費用は、弁護士費用を負担する必要があります。
そのため、費用に関しては明確に理解しておくことが重要です。
想定される費用について、下記表にまとめています。
手数料(1社あたり)
0円〜
※負債額に応じます。手数料が0円になるのは、負債額が10万円未満の場合です。詳しくはお問い合わせください。
解決報酬金(1社あたり)
2万2,000円(税込)
成功報酬
取り戻した過払い金の22%
(裁判ありの場合27.5%)
■現在借金を返済中だった場合
減額できた金額の11%
事務手数料
4万4,000円(税込)/1案件につき
※金額は状況によって異なります。詳しくはお問い合わせください。
参考:ベリーベスト法律事務所
上記内容は、法律事務所によって異なるので、慎重に進める必要があります。
(3)弁護士費用の負担を抑えるためのポイント
弁護士費用は高額になってしまうことがあります。
そこで、弁護士費用の負担を抑えるポイントを下記にまとめました。
弁護士費用の負担を抑えるためのポイント
詳細
初回無料の相談所を利用する
初回の相談料が無料の弁護士事務所を利用することで、初期費用を抑えることができます。
法テラスの立替制度を利用する
法テラスは、弁護士費用を立て替えてくれる制度を提供しています。ただし、収入額や勝訴の見込みなど、利用条件を満たす必要があります。
分割払い可能な法律事務所を探す
分割払いや後払いに対応している弁護士事務所を利用することで、一度に大きな費用を支払う負担を軽減できます。
日本弁護士連合会の援助を受ける
日本弁護士連合会は、特定の条件を満たす人々に対して援助を提供しています。
配信: LEGAL MALL