引き解け結びは料理の強い味方!
ふだん料理をしていると「調味料や食材を袋に小分けしておきたい」というシチュエーション、よくありますよね。とはいえ、ジップロックを使うほどでもないし、固結びだとほどくときにちょっと面倒……。そんなタイミングで活躍するのがポリ袋と引き解け結びです!
例えば写真のように、ふるいにかけた小麦粉やベーキングパウダーを、一回の料理で使う分だけポリ袋にいれて保管しておけば、いざ料理したいときには卵や牛乳と混ぜ合わせるだけ。毎回のお菓子作りがずっと取り掛かりやすくなります。ポリ袋も繰り返し使えるのも経済的です。ほどくのは簡単なのに、固く結べるので中身が溢れる心配もありません。
結び方を覚えておくだけで、生活のあちこちで活用できる場面が登場する心強いテクニック。さっそく結び方をチェックしてみましょう!
とっても簡単! 引き解け結びの結び方
引き解け結びは、一度手順を覚えてしまえばとても簡単。
紐を使って、工程を少しずつ区切りながら結び方を見ていきましょう。今回は日常使いに便利な簡略化した方法をご紹介します。袋などで実践するときは、袋の口を捻って紐状にしてから結ぶとわかりやすいですよ!
【工程①】
まずは、写真のように紐を一回クロスさせて輪を作ります。今回は右下の手で押さえている端がクロスの上側を通っています。
【工程②】
次に、輪のなかに腕を通して、クロスの上を通った紐を下から掴みます。
【工程③】
紐を掴んだら、そのまま輪のなかに紐を通します。
【工程④】
右端の紐を引っ張って固く結べば引き解け結びの完成です。
強く結んだつもりでも、左右の紐を引っ張ればあっという間にするするとほどけます。
ポリ袋×引き解け結び
実際にポリ袋を引き解け結びの方法で結んでみました。
最初に袋の上部分を細くして紐のような状態にしておきましょう。
あとは先ほど説明した手順で結んでいってください。
はい、完成しました。
引き解け結びをしたポリ袋も先を引けばするするとほどけます。
活躍の場はあらゆるところに!
わが家では肉にタレを漬け込むときや、煮卵を作るときなど、料理中の何気ないタイミングでも引き解け結びは活躍しています。密閉力は十分、それでいてするっと解けるので「覚えていてよかった!」という場面が見つかるはず。結び方に慣れたら、ぜひ周りの人にも教えてあげてくださいね。
(執筆/撮影:いつか床子)