クリスマスを楽しむ焼き菓子「シュトーレン」今年、気に入った3品

ドイツ発祥の伝統的なクリスマススイーツである「シュトーレン」。すっかり一般化したこのお菓子は、パティスリーやブーランジェリーだけでなくスーパーやコンビニでも買えるお菓子になりました。クリスマス準備として私がまず最初に行うのはシュトーレンを買うことです。今年、気に入ったシュトーレンを3品紹介します。

葉山のパン屋「Ble Dore (ブレドール)葉山」のシュトーレン

フランス語で金麦という意味のBle Doreは1995年に葉山で創業。もうすぐ30年を迎える地元で永く愛されているお店です。Ble Doreのシュトーレンはフルーツが大粒な点が特徴。しかもたっぷり入っています。レーズン、チェリー、オレンジピール、レモンピールが使われています。ピールの色が鮮やかなので、断面がキラキラと見えてとてもきれい。

スパイスが種類多くミックスされているのもBle Doreの個性かもしれません。シナモン、グローブ、カルダモン。これらは使われていることが多いですが、更にコリアンダシード、ホワイトペッパー、メースも入っています。たくさんの素材がマリアージュした贅沢さを楽しめるシュトーレンです。

ドイツパン屋「Bergfeld(ベルグフェルド)」のシュトーレン

店名のBelgfeldはドイツ語の“山”と“田”を組み合わせたもの。神戸の有名なドイツパン店「フロインドリーブ」で修行した人が開いた店だそうです。Belgfeldのシュトーレンはドイツパンのような目の細かい生地。洋酒の風味が生地にもドライフルーツやナッツにも染み込んでいて薫り豊かです。