【2023→2024年最新】おせちの意味・由来を徹底解説!独自調査「みんなのおせち事情」レビューもご紹介!

【2023→2024年最新】おせちの意味・由来を徹底解説!独自調査「みんなのおせち事情」レビューもご紹介!

お正月の風物詩である「おせち」。

おうちで手作りしたり、特別なおせちを注文したり、スーパーで購入したり。

様々な楽しみ方がある料理ですが、それぞれの料理に込められた意味やそもそもの由来を知っていますか?

今回の記事では、「おせちの意味と由来」を解説するとともに、独自アンケートの結果から見えてきた「2024年最新おせちトレンド情報」をご紹介します!

簡単レシピもぜひ参考にしてみてください。

おせちの意味や由来は?いつからお正月のごはんになった?

おせちは、様々な一品料理を重箱に詰め、段を重ねた形で食卓に出す料理です。
現在では、一般的に使用されている重箱は三段重のものが多いですが、本来は四段重が基本と言われています。

また、地方や家庭によっては五段重にする場合もあり、その際には料理を1~4段目に入れて、5段目は空けておくことが多いようです。
これには、「神様からもらった福を詰める段」という意味があります。

おせちの歴史と起源

おせちは日本古来の祭事や行事に関連した料理で、その歴史は非常に古く、平安時代まで遡ります。

元々「お節(せち)」は季節を意味し、年に五節「新年、立春、端午、七夕、重陽」の節目に、神々への感謝と無病息災を祈る儀式が行われていました。
その際に供えられた食事が「お節供(せちぐ)」で、これが「おせち」の起源とされています。

やがて時代が下ると、五節中でも特にお正月の節供が重要視されるようになり、「おせち」という言葉がお正月の料理を指すようになりました。
それは年神様(歳神様)を迎え、新年の無事と豊穣を祈る神事とされてきたのです。

また、お正月は三が日は「神様が家にいる」とされる日であり、この間はできるだけ料理に手を加えなくてもいいように、保存がきく煮物や焼き物などが中心になりました。

神仏に供するため、肉類は本来はあまり使われないといわれています。
しかし、昨今では価値観の多様化により肉類を使う場合も増えています。

各おせち料理にこめられた意味とは【縁起物としての由来】

おせちに使われる各料理は、長持ちする食材や縁起物が中心で、各々が持つ意味には祝福の願いが込められています。
家庭や地方により多少異なりますが、代表的とされるお節料理は、次の通りです。

・黒豆(くろまめ)
・紅白かまぼこ
・数の子(かずのこ)
・田作り(たづくり)
・紅白なます
・昆布巻き(こんぶまき)
・蓮根(れんこん)
・伊達巻き
・海老
・栗きんとん
・たたきごぼう

これら各料理の意味や由来を詳しく紹介します。

黒豆(くろまめ)

「まめ」は努力家、勤勉という意味があります。
大勢で努力する、つまり元気でまめに働くことを願って食べられます。

紅白かまぼこ

初日の出に似ている半円形のかまぼこは、「日の出」の象徴という意味があります。
味の濃い料理が並ぶおせちの中では、あっさりとした味わいのかまぼこは箸休めとしてちょうど良いでしょう。

数の子(かずのこ)

魚の卵が詰まった数の子はその見た目から子孫繁栄や多産多福を願って食べる料理です。

田作り(たづくり)

小魚を甘く熟して作る田作りは、始まりと終わりが見えないことから、豊年満作を願って食べられるようになりました。

紅白なます

赤い人参と白い大根を酢で和えたもので、これらの色合いは祝い事を象徴します。
また、元々は「なんす」(奈良などで使われる方言で、神を祀ることを意味します)から来たもので、無病息災を祈ります。

紅白なます

調理時間20分

<材料> 大根、にんじん、ゆずの皮(あれば)、塩、すし酢

(全量)59円

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昆布巻き(こんぶまき)

昆布の語感が「喜ぶ」に通じるため、年神を喜ばせる意味があり、人々が常に喜びに満ちるよう願います。

蓮根(れんこん)

穴が開いていて先が見通せる形状から、将来の見通しや安定した未来を願う意味が込められています。

伊達巻き

この料理は薄焼きした卵を砂糖やみりんで甘く味付けし、竹の皮で巻いて作ります。
その見た目が巻物に似ていることから、学問や芸術の向上を願う意味があります。

伊達巻き

調理時間15分

<材料> 卵、はんぺん、○みりん、○砂糖、○しょうゆ、○和風だしの素(顆粒)、サラダ油

(1人分)59円

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海老

海老は「寿」(長生き)を表すとされ、その理由は下に向かって丸まった姿が長寿を象徴する老人の姿に似ているからです。
また、波に逆らって進む力強さから、「逆境を乗り越えられる力」も象徴しています。

えびとれんこんのうま煮

調理時間30分

<材料> 有頭えび、れんこん、○白だし(2倍濃縮)、○酒、○砂糖、食用金粉(好みで)

(1人分)240円

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栗きんとん

栗きんとんは甘く煮た栗をまるめて作ります。
その黄金色が「金運」を象徴し、また「きんとん(金団)」の音が金の団子に通じることから、繁栄を願う意味合いがあります。

甘露煮で簡単!栗きんとん

調理時間35分

<材料> さつまいも、栗甘露煮(瓶詰)、くちなしの実(あれば)、栗甘露煮のシロップ

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たたきごぼう

ごぼうには、「深く根を張り繁栄すること」の願いが込められており、縁起の良い食材として親しまれてきました。
たたきごぼうは、柔らかく煮たごぼうを叩いて開くことで「開運の縁起」を担いでいるとも言われています。

【作りおき】ごま香るたたきごぼう

調理時間20分

<材料> ごぼう、○すりごま、○酢、○しょうゆ、○砂糖

(全量)220円

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