■嫁に恥をかかせてご満悦?
一つ目は、地味な嫌がらせで嫁を追い詰める義母のお話。あえて必要なことを知らせず、恥をかく姿を見て楽しんでいるようで……。
「行事の際、地域特有のルールを教えてもらえない。親戚の苦手な食べ物を教えてもらえない。義母の嫌がらせはおもに“教えない”こと。その結果、“空気の読めない嫁”だと思われています。
なかでも印象的なのは、義弟の結納です。私たち夫婦も結納の席に呼ばれたのですが、義母が『カジュアルな格好で良い』と言いました。当時、お腹に赤ちゃんがいたので、締め付けが強い和装はしんどくて、ワンピースを選びました。しかし、いざ結納が始まると、ほかの参加者は全員が和装。私と夫だけ、場違いな感じに……。こうならないために事前に確認をしたのに、なぜこんな仕打ちを受けなければいけないのか。
義母は『気が利かないから』『お腹の中に赤ちゃんがいるから許してあげて』と、至らない嫁をフォローする姑を演じられて得意顔。私だけならまだしも、夫にも恥をかかせることになるのに。いつか仕返しをしてやろうと、機会を伺っています」(30代・女性)
自分がされたわけでもないのに、聞いていてイラっとするいじわるですよね。しかも、気が利く姑を演じて満足そうにしているあたりも腹が立つ……! いつか仕返しができたら、その話も聞いてみたいです!
■約束をわざとすっぽかす義母。その約束には共通点が!
続いては、自分から誘ったくせに、約束をすっぽかす義母のお話。機転を利かせたひと言で、いじわるがなくなったそう!
「義母の定番いじわるは、『約束をして、知らないフリをする』というものでした。結婚後は夫が住む地域に引っ越したため近くに友人がおらず、また運転免許もなく、元々超インドア派の私。フリーランスということもあり、ほとんど家に引きこもっていました。それでも、『たまにはどこかへ出かけたい』という気持ちはありました。
それを知ってか知らずか、義母がよくおでかけに誘ってくれるのですが、10回中8回はすっぽかされます。確認の電話を入れても『えっ!? そんな約束してないけど…』と、驚いたフリ。そんなことがあまりにも続き、『ボケてしまったのか』と心配したくらいです。
でも、よく考えてみると、すっぽかされる約束には共通点が。守る約束の時はテキストでやりとりするのに、すっぽかされる約束は必ず電話なんです。義母は、細かくスケジュールを管理するのが好きな人。手帳やカレンダーに、よくメモを取っています。それに気づいた時、『完全に嫌がらせだ』と理解しました。
はじめは、義母から嫁いびりをされているという事実がショックで、不安でしたが、何度も続くと私もキレてしまって……。『そういえば、通話をすべて録音してくれるアプリを入れたんですよ』と言ったら、嫌がらせはピタリと止まりました」(30代・女性)
電話なら、証拠が残りませんからね。そのずる賢さをほかのところに生かしてほしいものです。とはいえ、やられっぱなしでは終わらないあたり、あっぱれです!
(文・画像作成:ママテナ編集部)