●夫に“あなたが必要”とアピールを!
Q夫が度々不倫しています。私が証拠を見つけ、問い詰める度に、高級バッグやアクセサリーを買ってすべてを水に流そうとするのですが、こんな夫を許してきた私が悪いのでしょうか? 不倫を黙認してまで、子どもたちのために夫婦関係を続けるべきなのでしょうか?(45歳)
「根っからの女好きだと、浮気癖は一生治らないと言えるでしょうね。こういう夫と連れ添った場合、妻はどんと器を大きくして“私が選んだ男だから他の女も好きになるくらい魅力的なのね”と思うしかない。ただ、“他の女の人と遊んでもいいわよ。でも、その子にキャンディーを3個あげるなら、私には10個頂戴ね”としっかり釘は刺しておきましょう。こういうタイプは、意外と“自由にしたら?”と妻に言われると、ふいをつかれたように寂しくなるようです。どこかで奥さんに不満があったり、“もっとかまってよ”という甘えや寂しさから浮気に走ってしまうケースもある。子どもができても実際にお腹を痛めて産んだわけではないので、父親としての自覚も育みにくく、“どうせ俺より子どもが大事なんだろ!”と浮気に走る夫は、今の時代多いように感じます」(寿氏 以下同)
妻側も、浮気をされないような努力が必要だという。
「例えば“今日は疲れているでしょ。1品余分に作っておいたわ”と、おつまみを小皿でそっと差し出す。それが買った惣菜でもいいんですよ。“あなたのことを気にかけています”というアピールが大切なんです。あとは妻である自分に自信を持つこと。彼にはびこっている女性たちは正式な場所には絶対に呼ばれないですよね。浮気が見つかる度、高級品を買って“ごめんごめん”と謝るんだから、あなたのことを絶対に離したくないことだけはたしか。“こんなにモテる男が選んだ私なんだから”という自信を持って、自分にどんどん磨きをかけましょう。あとは、浮気しづらくなるように、家族の予定をじゃんじゃん入れて、“あなたに側にいて欲しい”というアピールも忘れずに…。離婚なんてしたら大損ですよ。あなたの後釜を狙っている人が大勢いるんだから。永遠の寧々でいましょう(笑)」
Q小学3年生になる子どもの友だちが毎日のようにわが家に遊びに来て、気が休まる暇がありません。しまいには、冷蔵庫を勝手に開けられ、食べるのを楽しみにしていた高級アイスまで食べられてしまう始末。あちらの親御さんには言えないし…いったいどう対処すればいいのでしょうか?(34歳)
「子どもはね、よそのママに怒られたことを、わざわざ家で報告しませんよ。そんなことをしたら、自分が家でまた怒られるから(笑)。だからこういう場合、どんどん注意した方がいいと思う。あとは、ママがストレスを溜めるくらいなら、正々堂々と“今日は無理よ”と断らなければダメなんです。おそらくこのママは“他人からいいと思われたい、嫌われたくない”という気持ちが強いのかなと思いますが、我慢を続けていたら、親子でストレスが溜まってしまいますよ。そしてあなたのお子さんは、本当にこのお友だちと遊びたがっているのかな? この遠慮を知らないお友だちにゲームを独占されて、自分は大人しく横でマンガを読んでいる…そんな様子が目に見えるようです。お子様の人格形成上も良くないし、お子様も嫌なことをハッキリ断れない大人へと成長してしまいますよ。まずは親が見本を見せなきゃ。たまには子どもの約束を断って、親子で買い物を楽しんでもいいじゃないでしょうか。この時期は大事ですよ。“大切な子どもの時間を、この子によって奪われてもいいの?”そう考えたら、答えは自ずと出るはずです」
●挑発に乗ってはダメ!
Q小学5年生の息子を持つ母です。仲良しのママ友が、勝手にライバル意識を燃やしてきてウザいです。子どもの背丈から学校での成績、持久走大会での順位まで…。正直距離を置きたいのですが、ランチや飲み会など積極的に誘われるので、子どものことを考えると無下にできません(28歳)。
「これも育児あるあるですね(笑)。表向きには“うちは放任主義だから、まるで気にしないのよ~。子どもは自由で伸び伸びが一番だから…”と言っておいて、裏では親子でガンガン頑張る! これが正解じゃないでしょうか。くだらない挑発にはのらないのがベターだし、家族の情報は絶対にアップデートしない。でもこういう人に限って、スーパーでよく会ってしまったりするんですよね(笑)。このママは、あなたのことが好きだから積極的に誘うと思うし、パシャッと切ると角が立つから、小学生の間はグッと我慢。飲み会などの無理な誘いは、親のお世話や更年期(?)を理由に、笑顔でさりげなく断りましょう。急な無視は攻撃に出られる可能性があります。子どもが中学に上がれば、働き出すママも多いし、こういうわずらわしさからはきっと解放されますよ」
子育て経験者でもある寿氏からのアドバイスはいかがでしたか? 同じような悩みを持つママは、ぜひ明日から実践してみては? 重い気持ちも少し軽くポジティブになり、日々の生活が楽になるかも¡?
(取材・文/吉富慶子)