現代人の必需品、スマホの充電対策を!
一度持ち始めたら手放せない現代人の必需品、スマートフォン。電話連絡はもちろん、電話回線が混雑してつながらない場合にSNSで連絡を取り合えます。最近では「●●ペイ」という名称に代表されるスマホ決済が使えたりするところが格段に増え、財布代わりにもなっています。
ラジオに懐中電灯…使えるアプリや機能は?
アプリで「ラジオ」も聞けますし(ただしインターネット接続ができないと聞けないので、災害用荷物には小型ラジオの用意を)、避難途中に場所が分からなくなっても地図アプリがあります。
古い機種でなければ懐中電灯(ライト)も標準装備になっているので、夜間の移動に重宝します。災害時にも大活躍してくれるはずです(これらの便利アプリを、いざというときに使えるようにしておくのも防災対策の一つですね)。
モバイルバッテリーの用意は必須!
ただスマホの充電量は、「頻繁に使っていれば1日持つかどうか…」という人も多いでしょう。9月上旬に日本列島を襲った台風15号により千葉県を中心に停電が起きましたが、スマホの充電ができず困った人が続出しました。
今の時代、デジタル機器をコンセントのない屋外でも充電できる「モバイルバッテリー」の用意は必須といえるでしょう。選ぶ際には複数回充電できるような大容量のものを選ぶことをお薦めします。ソーラー充電も併用できるタイプなら、より安心できますね。
震災を経験した人が教えるお役立ちグッズとは?
一般的に必要といわれている防災グッズに関しては、消防庁の「地震などの災害に備えて - 防災グッズの紹介」などが参考になると思いますが、こういうリストには載っていないけど、役に立ったグッズはあるのでしょうか。実際に震災に遭った経験のある人の声を探ってみました。
大切!移動手段・足元をケアする意識
質問&検索コミュニティの「教えて!goo」に投稿された「防災グッズにこれを入れておけ!という物」という質問では、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を経験した人が以下のグッズを挙げていました。
・スリッパ
散乱したガラスなどから足元を守るため、睡眠中に大地震が来ても大丈夫なように、枕元に置いて寝ると安心です。
・原付バイク
被災直後から移動手段がなくなり、道路・鉄道の被害が大きい場合には数カ月たってもなかなか回復しないことがあるためだそう。
ライフラインがストップしたら?
また、同じく「教えて!goo」に投稿された「実際にライフラインがストップした方に質問です」という質問では、電気・ガス・水道が災害で止まった経験がある人たちが回答しています。用意しておくと便利な物として、
・ゴミ袋
足を突っ込んで暖房代わりにも使えるそうです。
・食品用ラップフィルムとアルミホイル
食事関係で非常に役に立ち、紙皿や紙コップより便利とのこと。
・ウェットティッシュ
いろいろな物を拭いたり、お風呂に入れなくなったときに体を拭く用にも。
といったグッズを挙げていました。
災害はいつ起きるか分からない
自宅に非常用持出し袋を用意しているからといって、災害は自宅にいる時に起きるとは限りません(特に地震の場合は)。スマホ用のモバイルバッテリーなど、持ち歩くのがそれほど困難でないものは、常備していると安心できます。防災を意識した日頃の持ち物についても考えてみてはいかがでしょうか。