モラハラの相談窓口はどこがいい?弁護士に相談すべき理由を解説

モラハラの相談窓口はどこがいい?弁護士に相談すべき理由を解説

3、モラハラの法律事務所以外の相談先

モラハラの相談先は法律事務所だけではなく、状況に応じたさまざまな相談窓口があります。

もしご自身の状況が明確に分かっており、どのように対処したいのか決まっているのであれば相談先を選ぶこともできます。

相談先は大きく分類すると、

話を聞いてもらう相談先
加害者本人も交えてカウンセリングや治療をする相談先
加害者と物理的に離れるための相談先

の3つに分けられます。

それぞれどのような相談先があるのでしょうか?

(1)話を聞いてもらう相談先

モラハラかどうか分からないと悩んでいる場合や、モラハラ被害を受けているものの対処しながらやり過ごしたいと考えている場合には、話を聞いてもらう相談先を利用しましょう。

モラハラであるのかどうか客観的に判断してもらうこともできますし、今後の必要な対処やアドバイスを得られることができます。

①DV相談ナビ

配偶者からのモラハラについてどこに相談すればいいのか分からないという場合に相談できる窓口が「DV相談ナビ」です。

全国共通ダイヤルから、最寄りの相談窓口に自動転送されるサービスになっており、相談先を案内してくれます。モラハラも一種の暴力に該当するため、DV相談ナビを利用して相談することができます。

②女性センター

女性センターは、各都道府県や市町村などが自主的に設置している女性のための総合施設です。

自治体によっては「女性センター」ではなく、「男女共同参画センター」などさまざまな名称があります。

女性の抱えるさまざまな悩みを相談することができ、モラハラについて相談することも可能です。

(2)加害者本人も交えてカウンセリングや治療をする相談先

家庭内のモラハラの場合、結婚生活を続けるのであれば加害者にモラハラを改善してもらおうと考える場合もあるでしょう。その場合、加害者にモラハラを気付いてもらい、本人も交えてカウンセリングや治療をすることになります。

カウンセリング先としては、モラハラ専門の夫婦や家族向けのカウンセリングなどをお近くで探してみてください。また、治心療内科や精神科のカウンセリングや治療を受けることもできます。

(3)加害者と物理的に離れるための相談先

家庭であれば別居でパートナーから物理的に離れることになりますが、別居する場合でも費用が発生するため弁護士に相談すべきでしょう。

別居を始めるまでに身の危険を感じるような場合には、一時的に保護してもらうことも可能です。その際には、次の相談先を利用してください。

①婦人相談所

婦人相談所は各都道府県に設置されている機関で、配偶者からDVやモラハラを受けている人の相談や一時保護を行っています。

電話相談をすれば、場合によっては面接や巡回相談なども行ってもらえます。

②配偶者暴力相談支援センター

配偶者暴力相談支援センターは、配偶者からの暴力を受けている被害者を保護するための施設であり、モラハラの場合も利用できます。

こちらの施設ではカウンセリングや自立のための援助だけではなく、一時保護やシェルター紹介なども行っています。

各都道府県に設置されている女性センターや婦人相談所などが配偶者暴力支援センターとして指定されていますが、どの施設が指定されるかは都道府県ごとに異なるので、事前に確認が必要です。

モラハラの相談先

話を聞いてもらう相談先

DV相談ナビ

女性センター

加害者本人も交えてカウンセリングや治療をする相談先
カウンセラー

加害者と物理的に離れるための相談先
法律事務所

婦人相談所

配偶者暴力相談支援センター

とにかく相談したい場合の相談先
法律事務所

4、モラハラを弁護士に相談する際の選ぶ基準

弁護士事務所は多数あり、モラハラ問題を相談する弁護士選びで悩む方も多いでしょう。

弁護士ならば誰でも同じというわけではなく、選んだ弁護士によって問題解決方法や結末などが異なってきます。少しでも自身に有利になるようにするには、モラハラに関する知識が豊富な弁護士に依頼すべきです。モラハラに関する知識が豊富でなければ、適切な対処を望めない可能性があります。

また、離婚案件や労働案件を多数取り扱った経験があるという点も重要です。弁護士と一括りにいっても、離婚問題や交通事故、刑事事件などそれぞれ得意分野は異なるものです。

モラハラでの離婚問題や労働問題の取り扱い経験の多い弁護士や弁護士事務所をインターネットで検索し、まずは無料相談を受けてみましょう。

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