ほかのアレルギーも!?「スギ花粉のクアッド70」とは
石井先生によると、スギ花粉症の人のうち約7割に「ヒノキの花粉症」「ダニ、ハウスダストアレルギー」「ブタクサの花粉症」があり、「鼻水・鼻づまり・目のかゆみがもっとも辛い」と感じているそう。石井先生はこれを「スギ花粉のクアッド70」と表現しました。 スギ花粉のクアッド70
ヒノキの花粉症
ダニ、ハウスダストアレルギー
ブタクサの花粉症
鼻水・鼻づまり・目のかゆみがもっとも辛い
地域によって異なりますが、スギ花粉は2〜4月、ヒノキの花粉は3〜5月、ブタクサの花粉は8〜10月と飛散時期が異なるため、長期にわたって注意が必要です。これらの時期は普段からマスクや空気清浄機を活用するほか、アレルギー症状を感じたら早めに病院に行くようにしましょう。
またダニやハウスダストアレルギーは、家の中のチリやホコリによって発症することがあります。ホコリがたまらないようこまめに掃除をおこなったり、普段から空気清浄機を活用したりして対策することが大切です。
室内で花粉が循環?「対流花粉」とは
花粉対策で見落としがちなのが、家の中の「対流花粉」です。対流花粉とは室内に入った花粉が床に落ち、人の動きなどによって空気中を舞う動きを繰り返すことを指します。石井先生によると現代の家は密閉性が高いため、花粉を閉じ込めてしまうことがあるのだそう。
家にできるだけ花粉が入らないようにすることを徹底したうえで、室内では空気と床を同時ケアすることが重要です。 対流花粉を防ぐには
花粉が家に入らないようにする
空気と床を同時ケアする
花粉が家に入らないようにするには、「レースカーテンを閉めて換気をする」「花粉シーズンは布団を外干ししない」「服についた花粉をしっかりと払ってから家の中に入る」といった方法があります。
対流花粉対策は「空気」と「床」に注目しておこないましょう。できるだけ空気清浄機は一日中稼働し、床の掃除は一日1回はおこなうのがおすすめです。花粉は人の動きによって舞い上がるので、家族がいない時間帯に掃除したり、外出中に稼働できるロボット掃除機を活用したりするのも効果的ですよ。
配信: macaroni