今回は非常食・保存食のお話
非常食・保存食をストックする際には、味見をしておくことも大事です。保存食・非常食の知っておきたい選び方、コツをご紹介します。
25年保存!?
最近では保存期間が5年という商品もよく見かけるようになりました。
中には、25年保存可能な商品もあります。
味見しておくことは大事
非常食・保存食をストックする際には、まず味見をしておくことも大事です。
もちろん味覚として自分の口に合う、合わないもありますが、“温めずに食べられる”と書いてあっても、油分が分離して固まってしまっていて実際には温めないと食べられなかったり、塩分が濃過ぎて主食や水を必要とするのかの確認もできます。中には調理に大量の水が必要になるものや、消化が良く早いタイミングで空腹感を感じるものもあります。
ストック時のポイント
保存食・非常食のストック時には、以下ポイントを参考に揃えていくのが望ましいですね。
・最低でも3日分
ライフライン復旧までに3日間かかると想定して用意しましょう
・温めなくても食べられるもの、お湯でなく水で食べられるもの
温める際に、火や水を必要としない、過度に消費しないもの、食べる際に口の中の水分を吸収してしまわないような物が望ましいです。
・温かくして食べるもの。火を使わなくても温められる発熱剤入り食品が尚良い
温かい物は、心身ともに充足感をもたらします。
・高栄養
炭水化物中心になりがちです。たん白質、脂質、カルシウム、ビタミンをカバーできるのり、食べる煮干し、ドライフルーツ、ナッツなどが望ましいです。
・調味料
食欲がないときも食べられるように、味付けできるもの。液だれの心配のない携帯できる醤油、塩、リキッドレモンなどを揃えましょう。
・おやつ
飴やガムは、口の中に含んでいると安心感が生まれ、気持ちに余裕がもてます。また、非常時に甘味は入手しにくいため、普段からよく食べている方は、保管しておきましょう。
定期的なチェックも
食べ慣れたものであれば、特徴をつかみやすくなります。ストックしておくだけでなく、定期的に食べて、保存状態、開封の仕方、調理方法、必要になるもの等も確認しておきましょう。
賞味期限の目安
もし食べるのを忘れていて賞味期限から日数超過してしまっていた場合は、開封済み、高温、高湿度など状態や保存環境に問題がないようでしたら、賞味期限からだいたい過ぎて5日以内までであれば、風味上の劣化も許容範囲内にとどまる、とも言われています。
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