■社宅のママ友集団に反撃!
最初のお話は、ママ友いじめを経験して強くなれたという女性の体験談。
「子どもが小さい頃は社宅に住んでいて、ママ友付き合いは必須でした。いつも5人で行動しているグループがあり、Aさんという方が仕切っていました。
私はAさんが苦手でしたが、気の合うママ友もいて、よくおしゃべりをしていたんです。ある日Aさんが近づいてきて、『あなた新入りのくせにBさんと仲良くしないで』『年下のくせに生意気だ』と怒鳴られました。さらに、『あんたはどんくさいからみんなに嫌われている』とも。私は、家に帰って泣きました。
別のコミュニティのママ友に相談したら、『おとなしくしているからよ』『今度何か言われたら言い返してみたら?』とアドバイスをくれました。
そのアドバイスに従い、ちょっかいを出された時に『なんで私ばかりいじめるの?』『何も悪いことはしていない』と反論してみると、『いじめじゃない。助言してあげているのだから感謝しろ』と吐き捨て、どこかへ行きました。
結局、社宅でのママ友付き合いはうまくいきませんでしたが、同じ趣味の友人ができて、子どものお友だちも増えました。自分に自信が付いてアクティブになり、家でめそめそすることも減りました。
1年後には主人の転勤が決まり、社宅を離れました。引っ越し先は小さな集落でしたが、みんながよくしてくれて、そこでも友だちがいっぱいできました。Aさんとの出来事があったからこそ、精神的に強くなりました。自信を持つことは、大事なんですね」(60代・女性)
この方は、理不尽ないじめに立ち向かうことができたんですね。結局関係は改善しなかったようですが、『自信が付いた』という前向きな言葉を聞けてよかった!!
■教育熱心なママ友の“ありがた迷惑”な助言
続いては、子どもの教育について、いらぬアドバイスをしてくるママ友のお話。
「幼稚園に通う長女の友だちのママがかなり個性的で、特に教育に熱心な一面があります。ことあるごとに『本で読んだ』『テレビで見た』と、自分が得た知識を披露したがります。
『中学受験させないと人生の負け組になる』
『子どもの教材はすべて自分で確認する』
『良い子に育てるには母親が賢くなくてはいけない』
といった主張を繰り返し、同調する仲間を常に探しています。
その結果、経済的に余裕のあるママたちのグループができあがり、のほほんとした私や私の娘がいじめの標的にされるようになりました。
そのご家庭では、子どもを月謝の高い幼児教育に通わせているようなのですが、『○○ちゃん(うちの娘)が心配だわ。お金がなくてもあそこに通わせるくらいはしなきゃ』『あなたがそんな調子だから○○ちゃんがダメなのよ!』など、大勢の前で私と娘に攻撃してくるんです。
しまいには、『○○ちゃんは、ママに虐待されている!』と根も葉もないことを幼稚園の先生やほかのママに告げ口。どうやら自分の娘と同じ教室に通わせないことが、彼女にとっては虐待らしいです。
何の事情か分かりませんが、いじめママグループのパワーバランスが崩れ、現在は別の人が標的になったようですが、小学校に上がるタイミングで遠くへ行ってくれないかと、願うばかりです」(30代・女性)
この感じだと、特に相手にしていなかった? お相手の方には自分の考えが正解だと信じ切っている節があるので、そもそも「いじめ」「いじわる」とも思っていないのでしょうね。
(文・画像:ママテナ編集部)