日本産婦人科医会が発表した内容への受け止めは?
日本産婦人科医会が実施した、妊娠中の梅毒感染症に関する実態調査の結果についての受け止めを教えてください。
佐藤先生
もともと、梅毒は限られたコミュニティで広まる感染症でした。しかし、爆発的な感染増大により身近に潜む性感染症となりつつあり、政府や産婦人科医のなかでも最近のトピックとなっています。
梅毒は、皮膚の潰瘍や全身の皮疹などの辛い症状がみられ、発見が遅れると命に関わる病気です。また、妊婦さんの感染では胎盤を通して胎児にも感染し、生まれてくるお子さんの将来にわたって重大な影響が残ってしまう可能性もあります。
梅毒に対するワクチンは現状ないため、梅毒感染症を減らすためには、梅毒についての知識を深めることが重要です。各個人が予防策をとること、もしも心当たりがあるのであれば医療機関を受診し早期発見、早期治療に努めましょう。政府や学会からも梅毒に関する情報が発表されているので参考にしてみてください。
まとめ
日本産婦人科医会は、2022年の1年間に梅毒の感染が分かった妊婦の割合を発表し、2016年に調査した時に比べて約3.3倍に増えていることが明らかになりました。梅毒感染の疑いがある人は、すぐに医療機関を受診することが重要となります。
配信: Medical DOC
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