『今までは何もなかった』の一点張り⇒『新世代ママ』VS.『旧世代ママ』勝負の行方は?≪ママ友トラブル≫

『今までは何もなかった』の一点張り⇒『新世代ママ』VS.『旧世代ママ』勝負の行方は?≪ママ友トラブル≫

第44回 【実録】ママテナ人生劇場
「ママ友」は心強い存在にも、厄介な存在にもなりうるもの。世にあふれているママ友エピソードは、ネガティブな話が多いですよね。実際のところはどうなのか……。ママテナでは独自のアンケート調査を実施し、「ママ友トラブル」をテーマに話を聞きました。
※全国にお住まいの20代~60代の男女、インターネット調査

■野球チームでボスママが職権乱用

最初のエピソードは、少年野球チームで起こったトラブル。監督の奥さんがボスママで、その力を使ってポジションを奪い取ったそうで……。

「息子が入っていた野球のクラブチームでは、監督の奥さんがボスママとして何かと仕切っていました。

チームには息子と仲良しの友だちがいましたが、その子のママは車を持っておらず、練習試合などで送迎が必要な時はいつもほかのママに頼んでいました。それにもかかわらず、ガソリン代などは一切払わない……。次第に嫌われるようになり、ついにボスママを中心とした嫌がらせが始まりました。

『ガソリン代を払え』『クラブチームをやめろ』など、複数人で1日に何度もメールを送りつけたり、会っても挨拶を無視したり。それが何か月も続いたようです。ボスママたちの嫌がらせでクラブチームをやめていったのですが、実はうちの息子もあとを追うようにしてやめました。その理由は、息子がずっとやっていたポジションをボスママの息子がやりたがり、交代させられたから。

このままこのチームで野球を続けても成長できないな、と思い、ほかのクラブチームに移りました。元のチームはボスママの息子が卒団した次の年になくなったので、さっさとやめて正解でしたね」(40代・女性)

ボスママもやばいけれど、監督もなかなかですよね。チームがなくなってしまったことにも、頷けます。

■町内会で新・旧ママグループ対決!

続いては、町内会の「子ども会」を舞台に繰り広げられた2つのグループのぶつかり合いです。

「子どもがまだ小学生の頃、町内の子ども会では、毎年、新入学の親子向けに登校についての説明会がありました。PTA役員と同じように、子ども会の役員もそこまで積極的ではなく、仕方なく役員になって、仕方なく申し送り事項を伝えているという状況でした。

通学路は車の交通量が多く、親としては不安があっていろいろと質問をするのですが、何を聞いても『今まで事故が起きたことはないので大丈夫』という回答ばかり。あまり真剣に取り合ってくれませんでした。

街並みはずっと同じではなく、建物が増え、道路事情も変わり、不審者情報も増えている。新1年生ママのひとり(=Aさん)が、旧世代の危機意識のなさに呆れて、ガンガン意見を出し始めました。『集団登校のルールをこうしたらいい』『このルートにしたらいい』と提案しても、旧世代は『毎年こうだったから』と、やはり反対されてしまいます。

いろいろ揉めた末にいびつな登校ルールになりましたが、私たちは子どもの安全重視で意見を出してくれたAさんに感謝しかありません。『今年の新1年生の親は生意気だ』という雰囲気になってしまいましたが、今思い返しても変な価値観でしたね。数年後、AさんはPTAの役員にもなり、それまではなかった『安全対策委員』という新たな組織まで作りました」(60代・女性)

新・旧で意見が食い違うというのは、会社などでもあることですよね。上の世代に意見するのはなかなか勇気のいることですが、Aさんのようにリードしてくれるボスママ的存在がいてくれると助かりますね。
(文・イラスト:ママテナ編集部)

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ママテナ編集部
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