「え…HPVに感染?」あまりにも無知だった性生活に後悔。会社の健康診断を受けると…?

「え…HPVに感染?」あまりにも無知だった性生活に後悔。会社の健康診断を受けると…?

私が初体験を済ませたのは高校生のときで、当時は不特定多数の男性と体の関係を持っていました。男性から「好きだよ」などと言い寄られるのが、うれしく感じたからです。しかし、社会人になって健康診断を受けたことで、私は自分の行動を深く後悔したのです。


健康診断でHPVに感染していると判明

私が就職した会社は、女性社員が多いためか健康診断の内容に女性特有の検診が盛り込まれていました。そのうちの1つが「子宮頸がん検診」です。今になって振り返ってみると、その会社に勤めていなければ、定期的に検診を受けていなかったと思います。


高卒で就職した私は、18歳で初めて婦人科検診を受けることに。どのようなことをされるのか不安でいっぱいでしたが、どうやら腟に細めの器具を入れて内部の細胞をこすり取っていたようです。ほとんど痛みはなく、あっという間に検査は終わりました。


2週間ほどで検査結果が会社に届いたのですが……用紙には衝撃の内容が書かれていました。「HPV(ヒトパピローマウイルス)」に感染していると判明したのです。


検診の結果を当時の女性上司に相談すると、「再検査になることもあるから深く心配しなくていいよ」と言われた記憶があります。

なぜか死を覚悟した無知な私

結果用紙には「軽度の異常がみられます」と記載されていて、上司からも「そこまで心配しなくていい」と声をかけてもらったものの、初めての子宮頸がん検診で引っかかるなんて……と、私は不安でいっぱいになってしまいました。知識がないゆえに「このまま死んでしまうのではないか」という恐怖に駆られたのです。「まだ18歳なのに私はもうがん細胞におかされているのか……」と、会社の更衣室で涙を流したほどショックでした。


その後、自宅に帰って看護師の母に診断結果を伝えた私。すると、母からは「とにかく再検査してもらおう」とアドバイスをもらいました。不安そうな表情を浮かべる私を見て、母は「軽度の異常が見つかったからといって、子宮頸がんだと確定したわけではないんだよ」と言ってくれました。


とはいえ、HPVの種類もさまざまです。そのまま放置していると、種類によっては子宮頸がんに進行してしまう場合もあるため、母から必ず再検査を受けるよう釘を刺されました。

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