防災ボトルと防災ポーチ、結局どっちがいいの?検証リポート


SNSでもよく話題になる「防災ボトル」。防災ニッポンでも、防災ポーチと防災ボトルをたびたび紹介していますが、結局ボトルとポーチどっちが良いの? と思っている読者の方もいるのではないでしょうか。2年以上防災ポーチを持ち歩いている防災ニッポンライターの私としては、「ポーチのほうが使いやすいのでは?」と常々思っていました。

そこで、いつものポーチをボトルに持ち替え、私が「ここが不便なのでは?」と思っていた点について、実際に検証してみました。その結果、防災ボトルの良い所や不便なところ、そしてその改善策などが明らかになり、どんな人に防災ボトルがお勧めなのかも見えてきました。

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防災ボトルって使いづらくない?

防災ポーチ・防災ボトルは、外出中に災害にあったときに役立つアイテムをコンパクトにまとめたもの。外出する際に持ち歩き、非常時に備えます。普段の生活に便利なアイテムも入っているので、非常時のみならず、日常的な「ちょっと困った」シーンにも対応できます。

「防災ニッポン」でこれまでに防災ポーチや防災ボトルを取り上げた記事を紹介します。

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今回、防災ポーチをボトルに持ち替えた結果を踏まえて結論を言ってしまえば、必要なアイテムが入っていれば入れ物の形状(ボトルかポーチか)は問いません。自分の好きな方でOKです。

私自身は防災ポーチを2年以上使ってきて、「ポーチのほうが扱いやすいのでは?」と思っていました。私が考えていた、ボトルにした時に気になる点はこちらです。

・中身が取り出しにくいのでは?

・小さいバッグには入れにくいかも?

・ボトルのサイズは種類が少ないから、中身の変更に対応できないのでは?

・口が狭くて入れたい物が入らないかも?

それぞれの点について検証した上、不便を解消する工夫を考えました。

懸念1:中身が取り出しにくい

ご覧のとおり、ポーチとボトルの開口部はこんなに大きさが違います。しかも、ボトルは深さがあるため、中身が取り出しにくいのでは? という懸念がありました。

例えばボトルの底にある物を取りたい場合は、上の物を全部出してからしか取り出すことができません。外出先で物をサッと取り出せないのは不便です。一方、ポーチはすぐに取り出すことができます。

物を取り出しやすくするには?

防災ポーチの中身は、「日常的に使う物」「日常的に使わない物」に分けられます。私の防災ポーチの中身をこの2項目で仕分けてみました。左が日常でも使う物、右が日常では使わない物です。

頭痛薬やビニール袋はよく使いますが、携帯トイレは普段は使いません。

ボトルにアイテムを入れる際は、「日常では使わない物」を底のほうに、「日常で使う物」を上部に来るように入れると、普段使いで困ることはほぼありません。

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